レシピ投稿で1円もかけずにインスタのフォロワーを32万人まで増やせた理由

トピカ編集部

インスタグラム

Instagramアカウント運用担当者必見!フォロワーや動画再生数を増やす上で重要な要素について解説します。

TOPICA LAB.運営元の株式会社トピカでは、男性向け料理動画メディア『GOHAN』を運営しており、各プラットフォームでアカウントを運用しています。

今回はインスタグラムのアカウントを運用した際に行った施策などをお伝えします。個人アカウントでの投稿はもちろん、企業アカウントの運営にも役立てていただけたら幸いです。

 

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GOHAN | 1分お手軽オトコのゴハンさん(@gohan.jp)がシェアした投稿

GOHANアカウントの現在の状況

2019年7月時点で、GOHANは約30万人の方にフォローしていただいています。1日あたりでいうと、だいたい450人くらいのペースでフォロワーが増えています。

広告・プロモーション費用などは一切かけず、オーガニックで伸び続けています

もし、読者の皆様も1円のコストもかけずアカウントを伸ばしたいという方はぜひ、Dr.SNSでのアカウント診断をお試しください。

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動画再生数とフォロワーを増やすために重要な4つのこと

1.アカウントの世界観を決める

インスタのスクショ
GOHANは「1分でわかるお手軽オトコのゴハン」「早い・安い・旨いメニュー」をお届けすることを心がけています。

コアのコンセプトが固まっているため、フォローしている方の目当てははっきりしています。

GOHANのメインターゲットは男性ですが、Instagramでは女性からも多数支持されており、割合でいうと7:3で女性が多いです。

・男性向けのガッツリメシを食べたい女性の方
・育ち盛りの息子さんがいる主婦の方
・彼氏や旦那さんにそういったメニューを作ってあげたいという彼女・奥さん

上記のようなペルソナが浮かび上がってきます。

また、コンセプトという意味での世界観も重要ですが、一覧に表示されるサムネイルのクリエイティブも重要な要素の1つになります。

つまりどんなカラーでどんな構図の写真が並ぶのか、ということを最初に決めておくことが重要です。

Instagramアカウントを覗いたとき、料理や風景、人の写真がまばらに並んでいたらなんのアカウントかよくわかりません。

個人アカウントの場合はそれでいいのですが、企業アカウントであれば、フォローしてくれる人に見る目的を与えられるような、1つの分野に特化したアカウントであることが望ましいでしょう。

2.投稿する時間と頻度を決める

時代の流れを表す

次に、投稿する時間ですが、GOHANは18時に投稿しています。

メインユーザがサラリーマンであれば、昼休みや仕事終わりの時間帯を狙った方がいいですし、主婦の方が見ていたら夕方もよいかもしれません。

また、最初のうちはA/Bテストでどの時間帯が最も効果が高いか検証してみるのもいいでしょう。ある程度結果が見え始めたら投稿時間を固定することも大切です。

GOHANの場合、18時にアカウントを覗きに行けば、“オトコメシ”レシピが上がっているだろう、という期待が前提にあります。

そうすることにより、初速から再生数が上がるため、「人気投稿」にも表示されやすくなります。

1日何回投稿するかはメディアの戦略によっても異なるので一概には言えませんが、企業アカウントでは週数回の投稿から1日4〜5回の投稿までまちまちです。

GOHANのように分散型メディアを主戦場としているメディア運営企業の場合は1日1〜2回以上投稿するでしょうし、本業が別にあるブランドやメーカーなどはそこまでリソースを割くのが難しいかもしれません。

投稿数が多すぎても運用コストがかかる割にそこまでフォロワー獲得や再生数アップにつながらない場合がありますので、自社の運用体制やリソースも踏まえて総合的に検討するとよいでしょう。

3.サムネイルのクリエイティブをこだわる

今すぐ実践できる内容としてはこのサムネイルの吟味こそ一番即効性があるかもしれません。

インスタグラムのスクリーンショット

動画をInstagramにアップしようとすると、このように「フィルター」「長さ調整」「カバー」の3つが編集できる画面に遷移します。

①フィルター

「フィルター」は動画に簡単にエフェクトをかけることができます。

ただし、料理動画においては「リアルであること」が重要なので、当社ではフィルター機能は使用していません。

GOHANの料理動画を見て、実際に作ってみたという方がいた場合、フィルターを使用してしまうと料理の出来上がりが動画と実際で異なることになってしまい、「これは果たして成功だったのか?失敗だったのか?」といらぬ混乱を招いてしまうためです。

②長さ調整

この「長さ調整」ですが、Instagramでは規定上60秒以上の動画を投稿することができません

そのためにこの機能がついていますが、企業アカウントの運営では事前に60秒以下に編集してからアップすることが多いかと思いますので、個人アカウントを除いてあまり使用することは少ないかと思います。

③カバー

最後に、最も重要なのが「カバー」選択機能です。動画の中から1秒単位でサムネイルに使用したいカットを選択することができます。

料理動画であれば、最も「旨そう!」に見えるカットをこの中から選択します。

何も気にせずに投稿ボタンまで進んでしますと、無作為に切り取られてしまいますので、何の動画かわからないというケースも出てきてしまいます。

また、ゼロコンマ数秒単位で切り取ることはできないため、切り取りたいシーンが1秒未満の場合はブレて使いづらい場合があります。

料理動画を投稿する場合、箸上げのシーンで1秒以上静止すると、カバー用カットを選択しやすくなります。

細かいですが、そういったことも考慮して動画を作成すると、後々のサムネイル選択で苦労しないで済みます。

GOHANの運営はじめた初期の頃は、あまりサムネイルを気にせず投稿していました(お恥ずかしながら)。

その状態でも順調にファンは増え、1投稿あたり1万再生までは到達していましたが、サムネイルをより意識して「何秒目を切り取るか」というのを意識してから、平均で1.5万再生をコンスタントに超えるようになり、多い場合は2~3万再生、中には10万再生を超える動画も出てきました。

サムネイルをきちんと選ぶだけであればお金は1円もかかりません。

Instagramの運用担当者がほんの数秒このサムネイルに意識を向けるだけでパフォーマンスは劇的に向上するのです。

余談ですが、Instagramではチーズのサムネイルが人気の傾向にあります。

これがチーズの伸びるカットではなく、少し離れて俯瞰で撮ったシーンをサムネイルにしていたら1~2万再生で伸び悩んでいたでしょう。

4.ハッシュタグを最適化する

前述のサムネイルと合わせてこのハッシュタグの最適化が非常に重要です。

具体的に最適化とはなんぞや?ということですが、そのInstagramアカウントの成長フェーズに合ったハッシュタグを選択する、ということが非常に重要になってきます。

よくある失敗例としては、まだフォロワーが数百人~数千人のアカウント規模で、数百万件も投稿されているような人気ハッシュタグばかりを使ってしまうケースです。

1投稿で使えるハッシュタグの数は最大30までと上限が決まっています。

そのうち、数個程度を人気ハッシュタグに使う分には問題ないのですが、30個すべてを人気タグで占めてしまうと、ほとんど見られていない可能性があります。

人気のハッシュタグほど新着投稿から下へどんどん埋もれていきます。

「人気投稿」の3×3の9つの枠に入らないと意味がないのです。
インスタグラムのスクリーンショット

Instagramの中で最も効果的に露出を増やす方法が、このハッシュタグ表示結果の「人気投稿」に載せることです。

GOHANのフォロワー数は現在約30万人ほど。再生数は10万、いいね数は約3,000~4,000ほどです。

このくらいの規模で、少しの期間で200~300万件が投稿されている人気ハッシュタグの「人気投稿」に少しの期間載るかどうかです。そのため、10万~200万件の間くらいを考慮してハッシュタグを考えるのが適切といえるでしょう。

逆に少なすぎてしまうとニーズがない場合がありますので、数百件しかヒットしないタグを入れるのも考え物です。

アカウントを開設してから半年くらいの初期フェーズはまず5,000~10,000件くらいがヒットするハッシュタグの「人気投稿」に載ることを目標にするとよいでしょう。

このくらいの数字であれば、そこまで難易度は高くありません。

5,000件で載るようになれば1〜2万とハッシュタグをチューニングしていくことで、適切な露出を図ることができます。

おおよそ数時間~半日で結果が出ますので、ちょっとアナログな方法ではありますが、設定したハッシュタグの「人気投稿」に載っているかどうかチェックしてみてください。

ボリュームの少ないタグであれば数日間表示されることもありますし、数百万件の人気ハッシュタグであれば数時間しか持たない場合もあります。

大事なことは欲張りすぎないこと。

「人気ハッシュタグをつけること」=「露出が増えること」ではありません。

繰り返しになりますが、アカウントの成長フェーズに見合ったハッシュタグを見繕うことが大切です。

まとめ

最後におさらいです。

「アカウントの世界観を決める」「投稿する時間と頻度を決める」

この前半2つはアカウント開設時に設計して形作っていくものになります。

「サムネイルのクリエイティブをこだわる」「ハッシュタグを最適化」

この後半2つはある程度の期間運用していて伸び悩んでいるアカウントでもすぐに改善できる余地のあるポイントになります。

もしまだ実行していないものがあれば、明日からでもぜひ実践してみてください。また、Instagramの運用に関しては、当社(株式会社トピカ)でもご相談を承っております。

・フォロワー数や動画再生数が伸び悩んで困っている
・やりたいことはあるが、運用ノウハウがない
・リソースがないので運営代行してほしい

といったお悩みやご要望にも無料でご相談にのることも可能です。お気軽にお問い合わせください!

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