インスタグラムにはショッピング機能(ShopNow)が備わっています。 うまく活用すれば、自社商品の販売を加速できる便利な機能ですが、導入には審査があることをご存知でしょうか。 このショッピング機能の審査ですが、一定の基…
インスタグラムにはショッピング機能(ShopNow)が備わっています。
うまく活用すれば、自社商品の販売を加速できる便利な機能ですが、導入には審査があることをご存知でしょうか。
このショッピング機能の審査ですが、一定の基準を満たしていないと、審査に落ちてしまいす。
そこで本記事では、インスタグラムのショッピング機能の審査に通るために必須の要件と、審査に落ちたときに確認すべきポイントについて解説します。
また記事の終わりには、再審査についても解説しているので、ぜひ最後までお付き合いください。
目次
インスタグラムのショッピング機能とは?
従来のインスタグラムは、投稿ごとにリンクを貼れない仕様でしたが、ショッピング機能の登場により、投稿を見たユーザーが商品の販売サイトですぐに商品を買えるようになりました。
購入までの導線が整備されたことで、ECサイトを運営する企業はますます商品が売りやすくなったと言えるでしょう。
商品を売りたい個人・企業にとって、便利なショッピング機能(ShopNow)ですが、使用するには審査が必要です。
条件は下記です!
・サービス利用がサポートされている国にビジネス拠点があること
・Facebookとインスタグラムのポリシーに準拠していること
・インスタグラムのビジネスアカウントを保有していること
・Facebookビジネスページがインスタグラムのプロフィールにリンクしてあること
・有形商品を取り扱っていること
・ビジネスプロフィールがFacebookカタログにリンクしていること
導入を検討している人は、すべてを満たしたうえで申請を行いましょう。
審査の結果を確認するには
Facebookのアカウントとショッピング機能の連携が完了すると、自動的に審査されます。
結果を確認する方法は以下です。
1.インスタグラムを起動
2.画面右上のハンバーガーメニューをタップ
3.設定をタップ
4.ビジネスをタップ
「ウェブサイトが承認されませんでした」と出ていた場合は、これから解説する確認事項を参照してみましょう。
手順どおりやったのに……審査が通らないときに確認した方がいいポイント
インスタグラムのショッピング機能の審査に通らない……そんなときに見落としがちなポイントについて確認します。
以下の項目に当てはまるケースがほとんどなので、ご自身のアカウントと照らし合わせてみましょう。
一定のフォロワー数がいるか
ショッピング機能(ShopNow)を使いたいアカウントに、一定数のフォロワーがいない場合は審査に落ちてしまう可能性があります。
インスタグラムのショッピング審査においてフォロワー数が関係していると言われています。
フォロワー数が100人以下のアカウントであれば、まずはフォロワー数や投稿数を増やしてから、申請を行ってみると良いかもしれません。
余談ですが、インスタグラムにはストーリーズの投稿から直接ECサイトへ誘導できる機能があります。
この機能は、フォロワー1万人以上のビジネスアカウントに限定されているので、利用したい人
はフォロワーを集めてから申請しましょう。
FacebookとInstagramのポリシーに準拠しているか
インスタグラムのショッピング機能を利用するにはFacebookとインスタグラムのポリシーに準拠している必要があります。
具体的に販売できないもののリストは以下です。
・コミュニティ規定
・成人向け製品
・アルコール
・人体の一部および体液
・デジタルメディアおよび電子機器
・差別
・証書、通貨および金融商品
・ギャンブル
・有害な商品や危険物
・人的搾取および性的サービス
・経口サプリメント
・求人
・土地、動物および動物関連商品
・医療・ヘルスケア製品
・誤解を招くか、暴力的であるか、または悪意のあるもの
・販売する商品がないもの
・医薬品、薬物および麻薬に関連する器具
・リコール対象製品
・サービス
・性的位置づけの製品
・盗難品
・サブスクリプションおよびデジタル製品
・第三者の権利侵害
・タバコ製品や関連する器具
・使用済みの化粧品
・武器、弾薬および爆発物
引用:Facebookコマースポリシー
有形商品でも販売できないものも多いので、確認しておきましょう。
商品の説明に問題がないか
商品自体に問題がなくても、商品の説明に問題がある場合があります。
厳密には商品の説明に問題があるというよりも、Facebookが販売禁止の商品に該当すると認識してしまうことに問題があります。※AIが説明文を見て判断しているからです。
とはいえこちら側ではどうしようもないので、対策が必要です。
コマースポリシーで禁止されている商品に関連したキーワードがあれば、削除してみましょう。
参考までに、AIの判定に引っかかり、商品が販売できなかった事例です。
Instagramのショッピング機能、Nagiのショーツに対して「性的なコンテンツです」と審査落ちするたびに毎回モヤモヤする。
何度でも再審査リクエスト出すのだけど、露出が多いと男性のためのエロコンテンツだと思われるの不思議だよ。
私たちのための私たちの、日常的に必要なショーツだよ!!!
— 石井リナ|Nagi 🙋♀️ (@rina_ishii_99) June 26, 2021
皆様ご存知の通り、昆虫デザインがメインな当ブランド、商品名に
「かぶとむし」「かまきり」「昆虫」
等が多く含まれています。キッズが昆虫を手にするユーザーフォトもたくさん!
そのせいかAIに「規約違反の生体販売」と区別され、Instagram等では商品販売が度々停止されます….
洋服なのに…
— 香川照之プロデュース インセクトコレクション (@64collection) October 20, 2021
もし上記のような事例に該当するようであれば、出品の際には少し工夫が必要かもしれません。
インスタグラムのショッピング機能とFacebookのビジネスページは正しく連携できているか
インスタグラムのショッピング機能に落ちる原因として、ビジネス用のアカウントではなく、個人用のアカウントがショッピング機能と紐付けられているケースがあります。
よくある事例なので、ご自身のアカウントでも確認しておきましょう。
まとめ【再審査はどうすればいいのか?】
基本的には今回の記事で紹介した方法で、問題なくショッピング機能の審査に通るはずです。
とはいえ本記事を見ていただいた方のなかには、すでに審査に落ちており再審査の方法を探している人もいるでしょう。
再審査に関する情報が少なくアカウントを作り直してしまう人もいるようですが、その必要はありません。
まずはFacebookで作成した商品をすべて削除し、カタログを再度作成しましょう。
カタログの商品が規約に準拠していれば、再度審査されるので安心してください。