「TikTokを運用しているけれどなかなか成果が出ない……」 企業でマーケティングを担当している方の中にも、上記のようなお悩みをお持ちの人は多いのではないでしょうか。 そこで本記事では、TikTok運用で成果を挙げるため…
「TikTokを運用しているけれどなかなか成果が出ない……」
企業でマーケティングを担当している方の中にも、上記のようなお悩みをお持ちの人は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、TikTok運用で成果を挙げるために重要なアカウントの分析方法について解説します。
分析の手順と分析すべき指標を簡潔にまとめているので、ぜひ今後の運用にお役立てください。
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目次
なぜTikTok分析が重要なのか
TikTokに限ったことではありませんが、SNSの運用には分析が欠かせません。
うまくいっても失敗しても、その理由がわからなければ再現性がないからです。
後述しますが、分析を行う際には目的を決めることが大事です。
分析に入るまえに、分析をする目的を明確にしておきましょう。
TikTok分析の手順
TikTokの分析には手順があります。
ステップどおりにすすめることで、意味のある分析ができるようになるので、確認しておきます。
解決したい課題を明確にする
前述しましたが、データ分析において重要なことは、なぜデータを分析するのかを明確にすることです。
解決したい課題に対して、仮説を立てる。
そのうえで、どんなデータを収集するのかを決めて、アクションに移りましょう。
分析におけるよくあるミスとして、いきなりデータを見始めることがあります。
数値を見れば事実はわかりますが、何のために数値を分析しているかわからなければ、無意味です。
とはいえTikTokの分析に慣れていない人にとって、課題の分析は骨の折れる作業です。
課題がわかればまだ良いですが、そもそも何が課題なのかわからないという担当者もいるでしょう。
そんなときに活用していただきたいのが、SNSの診断ツール「Dr.SNS」です。
TikTokはもちろん、InstagramやTwitterなどのSNSの現状を分析し、レポートを作成してもらえます。
簡単に自社の課題がわかるので、ぜひ活用してみましょう。
実際に分析する
課題がわかったら実際に分析していきます。
まずは課題から逆算して、数ある指標の中で必要な指標をピックアップして分析していきます。
(分析をすべき指標については後述します)
闇雲に数値を見てしまうと、時間を浪費してしまうため、指標を絞り込むことが重要になってきます。
分析結果からアクションにつなげる
指標の分析が終わったら、具体的な行動にまで落とし込みましょう。
たとえば、当月に動画のエンゲージメント率(顧客とのつながりを示す指標)が下がっていることがわかったとします。
原因を分析したところ、先月と比較して投稿頻度が下がっていたことが判明。
上記の事象が影響しているのではないかと仮説を立て、具体的なアクションに移ります。
先月は週に一回、動画を上げていたのであれば、週二回にする。
このように、誰が見てもアクションできるようにすることで、分析が活きてきます。
TikTokで分析すべき項目とは?
次はTikTokで分析すべき項目について解説します。
それぞれの指標を分析することで、どんなアクションを取るべきかわかるので、確認しておきましょう。
平均視聴時間
ユーザーの平均視聴時間が長いということは、コンテンツに興味・関心を持っているユーザーが多いことを意味します。
平均視聴時間をもとに、コンテンツがユーザーに響いているかを判断できるので、動画ごとに把握しておきましょう。
平均視聴時間が短い場合は改善の余地があるので、動画を長く見てもらうための工夫が必要です。
たとえば以下のような視点で、ボトルネックとなる部分を洗い出します。
・動画の冒頭部分のインパクトが足りないのではないか
・動画が長すぎるのではないか
・ユーザーが知りたい内容ではないのではないか
コンテンツの改善を繰り返すことで成果が出るようになるので、地道な努力が必要です。
視聴維持率
視聴維持率とは、動画の尺に対してどの時点でユーザーが離脱しているのかを表すものです。
ユーザーが1分の動画を見ているときに、30秒時点で離脱したのであれば、視聴維持率は50%。
数秒でスクロールされてしまう動画はAIの評価が低くなり、レコメンドに表示されなくなってしまうので、できる限り離脱されないような工夫が必要です。
また離脱した時点を見て、どのようなコンテンツが足りなかったのか分析することも重要です。
離脱原因について仮説を立てて、改善施策を実行しましょう。
視聴完了率
視聴完了率は動画を最後まで見てくれた人の割合を表します。
この数値を見る目的は、視聴者のエンゲージメントの高さを測るためです。
TIkTokのインサイトを確認する際、視聴回数が多いからといって安心してはいけません。
仮に視聴回数が多くても、最後まで動画を見られていないのであれば、視聴者はその動画に興味を持っていない可能性が高いからです。
まずは現在アップしている動画で視聴完了率が高いものを洗い出します。
そのうえで、視聴完了率の高いものにはどのような特徴があるか、共通項を見つけ出すヒントにしましょう。
また分析の際に考慮しておくべき点は、動画の尺です。
TikTokの再生時間は長くなってきており、2022年現在は3分までの長尺動画が出せるようになりました。
上記の影響もあり、再生時間を稼ごうとしたり、広告を入れたりする目的で長尺の動画を投稿するクリエイターも現れています。
ただ、プラットフォームの性質上、長尺動画を好む傾向は、顕著ではありません。
つまり、視聴時間を追うよりも視聴完了率を追った方がよりユーザーのエンゲージメントを判断しやすいのです。
いいね数
TikTokではハートマークをタップすることで、いいねを送ることができます。
前提として、いいねの数を増やすには以下のような対策が考えられます。
– 人気ジャンルの動画を投稿する
– ハッシュタグを最適化する
– SNSで拡散する
なかでも、いいねの数がハッシュタグに応じて変化するかを見ておきましょう。
クリエイティブの質やフォロワーの数によって大きく変動するところですが、いいね数を比較してハッシュタグを最適化できる部分がないか探してみましょう。
コメント数
気軽にできる「いいね」に対して、動画にコメントするのは少し気が引けるというユーザーも多いのではないでしょうか。
上記のような背景もあるので、コメントをくれるユーザーはコンテンツに対して、高いエンゲージメントを持っている可能性が高いです。
コメント数は動画の反響を測る重要な指標になるので、ぜひ確認しておきましょう。
シェア率
シェア率とは、ユーザーが他のSNSで動画をシェアした割合です。
InstagramやTwitterなどで二次拡散されることで、幾何級数的な拡散が期待できます。
シェア率が低い動画を見つけたら、拡散したくなる要素が足りないのかも……といった分析ができるはずです。
そして、シェアしたくなる動画の特徴を踏まえたうえで、ボトルネックを洗い出します。
・共感したくなる動画を出せていないのではないか
・オリジナル要素が足りないのではないか
上記のように項目を洗い出し、ひとつずつ検証していきます。
保存数
保存数はTikTokのおすすめ動画への掲載にも影響しているといわれており、重要な指標の一つです。
エンタメ要素の強い動画で再生数やいいねは稼げるかもしれませんが、保存される動画はそれほど多くありません。
動画が保存されるということは、ユーザーからの関心が深いことを意味しており、効果的なコンテンツであることを意味します。
まずは自社の動画で保存数の多いものや、競合の動画を参考に目標値を設定しましょう。
プロフィール遷移率
プロフィール繊維率とは、動画を見てくれた人のうちどれぐらいの人がプロフィールを見てくれたかを表す指標です。
プロフィールへの繊維率を確認するためには、設定からプロフィールの表示履歴をオンにします。
この機能をオンにすることで、過去30日以内にプロフィールを表示したアカウントが履歴に表示されます。
回数が多ければ、より多くのユーザーの関心を集めていることを意味します。他の動画も閲覧しようとしている可能性が高いので、見込み顧客としてカウントできるでしょう。
フォロワーの増減や、動画の視聴回数とも連動しやすい部分なので、他の指標と比較のうえ数値を確認します。
フォロー率
2022年現在のTikTokでは、フォロー率がおすすめ動画への表示に関連しているという声はそれほど多くありません。
ただ、コンテンツを投稿した後のフォロワーの増減は確認しておいて損はありません。
ある動画をきっかけにフォローに至っているのであれば、その動画がよりユーザーの心を掴んでいる可能性があるからです。
【まとめ】TikTok分析とは?
TikTokを戦略的に伸ばすには、分析が必須です。
ただ、この記事を含め、インターネット上のノウハウを拾ってもなかなか実践するのは難しい……
そんな人も多いのではないでしょうか。
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