なぜ流行る?時代別で見る、ショートムービーの移り変わり

トピカ編集部

時代の流れを表す

この記事では、時代とともに移り変わるショートムービーの歴史について解説します。

今まさに大流行中の「TikTok(ティックトック)」ですが、なぜここまで流行ったのでしょうか。

そこには、TikTokのアプリとしての素晴らしさだけでなく、ショートムービーが現代の若年層に受け入れられやすい環境に世の中が変化してきたからとも言えます。

今回は、ショートムービーの歴史を動画時代の波に沿って紐解いていきたいと思います。

ショートムービーのはじまり

YouTube〜動画で自己表現する時代〜2014年


現在のUGC型(ユーザーの手によって制作・生成されたコンテンツ)ショートムービー流行の起点となったのは、「YouTube」の登場がきっかけです。

2014年、YouTubeが世に浸透してきたことにより、動画視聴の習慣化や投稿した動画で収益を得る「YouTuber」という職業が台頭し、UGC型動画という新たな動画への期待や共感が増してきました。

また、同時期に登場した「Facebook」もUGC動画の流行に大きな影響を与えています。

それまで日本のSNSはほとんどは匿名で、自分の名前をインターネット上に公開することはネガティブに捉えられていました。しかし、Facebookの登場により写真や情報が共有されやすくなり、“日常を投稿”することが世の中に浸透し始めました。

Vine〜ショートムービーの幕開け〜2015年

Vineのアイコン
出典:アプリそうけん
2015年、ショートムービーの草分け的存在となる「Vine」が人気を博します。そこでユーザーは“短尺でいかに表現するか”を考えるようになり、表現する力も磨かれていきました。

6秒という限られた時間の中で、面白いと思うコンテンツを「瞬発的なインパクト」や「演出力」などを織り交ぜながらユーザー自身が創意工夫し、撮影した動画を投稿するようになりました。

また、アプリ内で動画共有ができたり、FacebookやTwitterなど他のプラットフォームに投稿することができるなど、その手軽さも当時の中高生を虜にした理由のひとつです。

Instagram〜動画編集とパフォーマンス〜2016年


2016年、Instagramに24時間経つと自動で動画が消去される「ストーリーズ機能」が実装されました。

それまでは、フィルターを使うことでおしゃれな世界観を演出できる“インスタ映え”が主な流行りでしたが、ストーリーズ機能によって「日常を動画で切り取る」という新しい文化が生まれました。

最近では、フィード投稿よりもストーリーズ投稿が主流になるほど盛り上がりを見せています。

SNOW〜フィルター加工で「盛る」文化の定着〜2017年

SNOWのアイコン
出典:情報科学屋さんを目指す人のメモ
2017年、「SNOW」を筆頭に、自分の顔を盛ることで可愛く撮れたり、キャラクターに変身できるという機能が付き、「加工文化」が一般化しました。

これにより、コンプレックスが軽減され、写真や動画の幅がさらに広がります。自分を撮ってコンテンツとして編集・加工し、シェアするという流れが醸成された時代といえるでしょう。

TikTok〜音楽に合わせて撮影・編集をする〜2018年

TikTokの画像
そして現在、「口パクアプリ」として人気に火がついた「Tik Tok」は、SNOWのような加工機能を兼ね備えているうえに、音に合わせて動画を撮影・編集することが簡単にできます。

また、YouTubeやTikTokからはTVに出るような芸能人とは異なるタレント(インフルエンサー)が次々と生まれ、今ではインフルエンサーによる影響力が企業プロモーションにおける重要な施策にも繋がりつつあります。

TikTokについての詳しい解説はこちら

広告施策も変化

このような時代背景の中で、広告の施策も変化してきました。

InstagramやTikTokといったユーザー自身が創りあげていくメディアの登場により、企業は商品価値を伝える「企業主語の広告」から、体験価値をユーザーと共創していく「消費者主語の広告」へとシフトし、その効果検証もエンゲージメントに関する指標が重要視されるようになりました。

まとめ

ここ数年で劇的な変化をしてきた動画市場、SNS市場において、ユーザーの興味・関心の移り変わりは非常にスピードアップしてきています。

いかに柔軟に、いち早く、ユーザーの興味・関心や流行りを察知し、マーケティングの手段として活用していけるか、その対応力がこれからの時代では求められてくるでしょう。