Webマーケティングの手法は数多く存在しますが、近年は動画によるマーケティングが注目を集めています。 とはいえ動画を活用しようと考えていても、具体的にどんな手法があるのかわからない方も多いのではないでしょうか。 そこで本…
Webマーケティングの手法は数多く存在しますが、近年は動画によるマーケティングが注目を集めています。
とはいえ動画を活用しようと考えていても、具体的にどんな手法があるのかわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、動画マーケティングの有効性や具体的な手法について解説します。
目次
動画マーケティングが注目される理由
動画マーケティングの手法について解説する前に、なぜ今動画マーケティングが注目されるのか確認します。
その有効性をご理解いただければ、動画マーケティングを取り入れることに前向きになるはずです。
視聴環境が整備された
まず第一の要因として、視聴環境が整備されたことが挙げられます。
PCやスマホで手軽に視聴できるようになり、多くの人は時間や場所の制約なしに動画を見られるようになりました。
YouTubeやTikTokといったサービスの躍進も相まって、動画はユーザーにとって、より身近なものになりました。
制作コストが減った
かつて動画といえば、専門知識を持ったクリエイターが制作するものでしたが、ツールの進化により素人でもそれなりの動画が制作できるようになりました。
制作会社に依頼するコストも減少し、多くの企業がWebマーケティングの手段として動画を活用しています。
動画広告の市場が右肩上がり
2022年現在は、インターネットで動画を見る人が増加傾向で、動画広告のマーケットは拡大し続けています。
引用:サイバーエージェント
グラフからもわかるように、動画広告は右肩上がりの成長を続ける見込みです。
インターネットユーザーのテキスト離れも相まって、動画マーケティングの重要性は増す一方です。
企業の動画マーケティングの手法
具体的にどんな動画を使ったマーケティングの手法があるのか、確認していきます。
まずは以下で紹介する、いずれかの方法を検討してみましょう。
自社のSNSに動画を取り入れる
自社のSNSを動画形式にすることで、宣伝効果が期待できます。
もとももと動画用のプラットフォームである、YouTubeやTikTokはもちろん、InstagramやFacebookにも動画が活用されています。
動画広告の市場が伸びていることからも、マーケティングにおける動画の有効性は確かです。
また視覚的な情報があると、商材の情報も伝わりやすくなるのでおすすめです。
Webサイトへの埋め込み
リスティング広告や自社サイトに動画を埋め込むのも、有効な手法です。
ページの表示速度が担保されていることが前提ですが、基本的に動画を入れたLPのCVR(コンバージョン率)は上がります。
認知拡大のフェーズよりも、すでにニーズが顕在化しているユーザーに対しては、特に効果的です。
たとえば、以下のような活用方法が考えられます。
・自社に興味を持ってくれた学生に採用動画で社内の雰囲気を伝える
・口コミで商品を知ってくれたユーザーに商品の特徴を伝える
適切な尺で、ユーザーが求めている情報を過不足なく伝えられるかが鍵になるので、入念なユーザーリサーチを行って、クリエイティブを制作してみましょう。
動画広告を活用する
広告は、多くの企業にとって王道の手法です。
広告の種類は数多く存在しますが、なかでも動画広告の効果の高さは際立っています。
よいサービスや商品があることが大前提ですが、動画広告を活用することでより多くの人に自社のサービス・商品を知ってもらえます。
サイバーエージェントとデジタルインファクトによる共同調査によると、「デジタル広告予算における動画広告の比率」は、「1割以上2割未満」28.5%ともっとも多く、「2割以上5割未満」25.2%の結果でした。
特に注目すべきは、前回の調査(2019年10月~2021年11月)で5.6%だった「5割以上」は22.0%と、1年で4倍近く増加していることがわかります。
引用:Digital InFact
予算比率に加え、予算額も増加しており、動画広告のマーケットは今後も拡大していく見込みです。
引用:Digital InFact
動画マーケティングはどんなことに活用できる?
動画マーケティングは、具体的にどんなことに活用できるのでしょうか。
事例をもとに解説します。
サービス・商品紹介
多くの企業が目的とする、サービスや商品の紹介に活用できます。
自社サイトに訪問してくれたユーザーに対して、商品の特徴を紹介する動画や、商談の場でクライアントに見せる動画など、その使い道は様々です。
採用
企業の雰囲気やカルチャーなどは、テキストだけでは伝わりづらい部分も多いですが、動画を活用することで、はるかに伝わりやすくなります。
企業のことを知っている求職者から応募が来やすくなるので、ミスマッチも減るでしょう。
会社紹介・ブランディング
企業の理念やビジョンを消費者に共有することにも動画が使えます。
特にSNSが登場する前からTVCMをご覧になっていた方ならわかるでしょうが、映像によって刷り込まれるイメージというのは強烈です。
動画マーケティングの具体的な事例
動画マーケティングを活用した具体的な事例を紹介していきます。事例を見ることで、自社にも活用できそうなものがないか検討してみましょう。
ホンダ採用サイトのムービー
引用:https://www.honda-recruit.jp/
大企業、HONDAの採用サイトです。
ファーストビューにはHONDAの製品や技術者の方々が登場し、「どうなるかじゃない。どうするかだ」というシンプルなコピーが乗ります。
これだけでも、日本のモノづくりにおけるHONDAの魅力が伝わるのではないでしょうか。
働くことへのワクワク感が伝わる動画の良い例です。
BONIQの商品紹介
https://www.youtube.com/watch?v=9KmWgrK3kRA
低温調理器の紹介動画です。
低温調理器は、一定の温度を保って加熱することで、肉や魚をやわらかく調理できる優れ物です。
使用方法を事細かに説明するというよりも、おいしそうな料理が出来上がる工程を見せて、「ボニークってこんなことができるんだ」とユーザーにイメージしてもらえるような動画です。
相鉄都心直通記念ムービー
https://www.youtube.com/watch?v=fvCQott3654
相鉄ホールディングスが、相鉄線とJR線の相互直通運転が始まることを記念して公開した動画です。
「100 YEARS TRAIN」と題したムービーは、大正・昭和・平成・令和と移り変わる時代の流れを時系列で表現しています。
登場する俳優たちの知名度の高さや、有名アーティストの楽曲どうしのマッシュアップも相まって、多くのファンの心をつかみました。
企業の動画マーケティングの基本戦略
動画マーケティングには基本戦略が存在します。
意識しておくだけで、すぐにマーケティングに活かせる部分なので、まずは確認しておきましょう。
3H戦略を意識する
3Hとは、Googleが提唱する動画マーケティングにおける指針です。
具体的には、以下の頭文字をとったものを3Hとしてまとめたものです。
Hero(人々の持つ普遍的な欲求を刺激する)
Hub(ユーザーと企業をつなぐ)
Help(ユーザーの問題を解決する)
上記のようなコンテンツを意識することで、効果的なWebマーケティングができます。
エンタメ要素を取り入れる
YouTubeやTikTokなどプラットフォームを活用する場合は、エンタメ要素を加えることで多くのユーザーに見てもらえるようになります。
自社の製品やサービスを訴求するだけなら、動画広告でも良いですが、YouTubeやTikTokを見ているユーザーは広告を嫌っている人も多いのではないでしょうか。
コンテンツを作る場合は、ユーザーに楽しんでもらえるような仕掛けが必要です。
特に企業と個人には一定の距離が存在するので、企業を身近に感じてもらえるようにエンタメ要素を入れてみましょう。
まとめ
現代において、動画マーケティングの重要性は増す一方です。
今まで動画マーケティングに消極的だった方も、具体的な手法やそのメリットについてご理解いただけたのではないでしょうか。
とはいえどんな動画を出せば効果的なマーケティングができるのか、わからない……。
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