この記事は、Instagramのハッシュタグ分析についての記事です。ハッシュタグ分析が重要な理由や、ハッシュタグ以外の重要な指標についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。また記事の後半では、Instagramの分析に最適なツールも紹介しているので、ぜひご確認ください。
Instagramのマーケティングでは、分析すべき指標が複数存在します。
多くのユーザーに馴染みのあるハッシュタグもそのひとつです。
ただユーザーとしては馴染みがあっても、なぜハッシュタグの分析が大事なのかわからない人は多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Instagramのハッシュタグ分析をはじめ、マーケティング担当者が確認するべき指標について解説します。
また、株式会社TOPICAでは、企業のSNSの運用サポートも行っています。ぜひこの機会にご活用ください。
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目次
インスタグラムのハッシュタグ分析とは
Instagramにおけるハッシュタグの分析は、投稿する画像にどんなハッシュタグをつけるのか検討する際に用いられます。
具体的には競合のアカウントのハッシュタグを調べたり、過去に成果があったものを参考にしたりして、つけるべきハッシュタグを最適化していきます。
特に会社やサービス名など、独自のハッシュタグがある場合は、どれほどのユーザーに利用されていて、どれほどの流入が見込めるのか把握しておくべきです。
また上記のようなハッシュタグと一緒に利用されているハッシュタグを調べることで、ユーザーのニーズを分析するヒントにもなるでしょう。
なぜインスタグラムではハッシュタグの分析が重要なのか
インスタグラムのハッシュタグが重要な理由は、ハッシュタグを最適化することで、アカウントへの流入を増やせるからです。
Twitterなどと比較して、インスタグラムは拡散力が大きくありません。
ただ拡散力が大きくない中でも、いくつかの流入経路は存在します。
それがハッシュタグや発見タブといった、これからフォロワーになってくれるであろう人にアプローチできる機能です。
#渋谷グルメ #宮古島絶景 など、若い世代を中心にお目当てのスポットやレストランを探す際にハッシュタグで検索するユーザーも多いです。
ターゲットの興味・関心に合ったハッシュタグをつけることや、より多くのユーザーの目に触れるハッシュタグは何なのかを分析することで、投稿の宣伝効果を最適化できます。
ハッシュタグ分析で見るべき項目
ハッシュタグ分析ではどの項目を見れば良いのでしょうか。解説いたします。
ハッシュタグ候補
ハッシュタグを途中まで入力すると、候補一覧が表示されます。
どのハッシュタグをつけていいのかわからない場合は、こちらのハッシュタグ候補を参考にどんな投稿をどんなユーザーがエンゲージメントしているのか確認しましょう。
ハッシュタグ投稿数
ハッシュタグを選ぶ際には、そのハッシュタグの人気がどのくらいかも確認する必要があります。
人気のないハッシュタグで統合しても、インプレッションは得られません。逆に投稿件数が多すぎるようなハッシュタグを使っても、ハッシュタグの検索ニーズから離れてしまったりm、自社の投稿が表示されず効果が出ない場合があります。ボリュームがありつつ、投稿内容の絞り込みができる1~10万件程度のハッシュタグを目安にしましょう。
競合の投稿
どんな事業にも競合がいるかと思います。ハッシュタグを選定する際も競合がどのような投稿がされているのか、そしてそもそも投稿がされているのか見る必要があります。
そのハッシュタグで競合の投稿がない場合、その投稿では効果がないということを意味している場合もあります。
競合の投稿がある程度あるハッシュタグで、競合より目立つような投稿するのも一つの手です。
ハッシュタグ意外にも分析すべき項目
Instagramには、ハッシュタグ以外にも分析すべき項目が多くあります。
以下で詳細を確認します。
エンゲージメント率
エンゲージメント率とは、ユーザーの反響がどれぐらいあったのかを図る指標です。
具体的には、以下の式で算出します。
エンゲージメント=(いいね数+コメント数)÷ 投稿数
特に重視する企業が多く、KPIに設定されることの多い指標です。
クリック数
Instagramでは、プロフィール欄にURLを貼ることができます。
このURLに対するクリック率をチェックすることで、どれほどの流入があったのかがわかります。
特に広告を出稿している場合は、重要な指標のひとつなので、確認しておきましょう。
単に数値を追うだけではなく、平均に対してどれぐらいなのか、どれぐらいのクリック率があれば、どれぐらいのCVRになるのかまで分析します。
コンバージョン
言わずもがな、どれぐらいCV(コンバージョン)が上がったのかは重要です。
特にコンバージョンを見るときは、その数とコンバージョン率(CVR)を見ます。
インプレッションのみをKPIにしていると、インプレッション数が多いにもかかわらず、CVが少ないという事態にも陥ってしまいます。
仮にそれほど投稿が見られていなくても、よりユーザーの興味に近い投稿ができていれば、コンバージョン率(CVR)は上がるはずです。
わかりやすい数値だけにとらわれず、多角的な分析が求められます。
発見タブ
発見タブを分析すること、ターゲットユーザーの興味・関心をあぶり出します。
マーケティングでは、エンゲージメント率やフォロワーの推移などの定量的な分析も大事ですが、
発見タブの傾向など、定性的な分析も重要です。
まずはペルソナを作り込んだうえで、そのユーザーに響く訴求が何なのかよく考えてみましょう。
フォロワーの推移
フォロワーの数が多いほど、投稿を見てもらいやすくなります。
Instagramにおいて特に重要な数字なので、意識しておきましょう。
またフォロワーの数も重要ですが、フォロワーの推移を追うことがより大事です。
どの期間にどれぐらいのフォロワーが増えたかを分析することで、キャンペーンなどの施策の効果を分析しやすくなります。
マーケティングを行う際は、KPIとして設定し週次、月次単位で細かく追っていきましょう。
いいねの数
前述の通り、コメントの数と同様にユーザーのエンゲージメントにかかわる部分なので、「いいね」の数も追っていきます。
複数の投稿を比較した際に、いいねの数が多いものについては、なぜ「いいね」が多かったのかを言語化しておくことで、次の投稿にも活かせます。
また、競合の投稿のいいね数を見ることで、どんな投稿がエンゲージメントが高いのか確認できるようになります。
コメントの数
いいねの数同様に、コメントの数も確認します。また、どのようなユーザーがどのようなコメントをしているのかも確認しましょう。
コメントが多かった投稿についても、その理由を分析します。
いいねと同様に、競合の投稿についても分析できるとなお、いいでしょう。
ストーリーズのナビゲーション
インスタストーリーも利用している場合、ストーリーズのナビゲーションも確認しましょう。
この項目では、特にどのくらいのユーザーがストーリーをスキップしたかが重要となります。これを見ることにより、スキップされずに長くみてもらえる動画の傾向を把握できるようになり、ストーリー動画の内容のPDCAが回せるようになります。
インスタグラムのハッシュタグ分析に使えるツール
Instagramのハッシュタグ分析に使えるツールを紹介します。
主にハッシュタグの分析に特化した、シンプルなツールを中心に紹介します。
ハシュレコ
ハッシュレコはキーワードを入力することで、おすすめのハッシュタグを教えてくれるツールです。
キーワードを入れるだけのシンプルな仕様なので、分析の初心者にもおすすめです。
のちほど紹介するInstagram分析ツール「Aista」のビッグデータを活用しているので、ハッシュタグ以外の分析も必要な方は「Aista」もぜひご確認ください。
料金:無料
インスタツール(insta-tool)
インスタツール(insta-tool)には、主に以下の5つの機能があります。
・tagreco タグレコ(おすすめハッシュタグ発見)
・tagpop タグポップ(ハッシュタグの人気度調査)
・tagfollow タグフォロー(おすすめユーザー発見)
・taglike タグライク(類似ハッシュタグ発見)
・tagrank タグランク(人気ランキング)
さまざまな観点から、ハッシュタグの分析をしたいときにおすすめのツールです。
会員登録の必要もなく、無料で使えるのでぜひ活用してみましょう。
料金:無料
Top 100 HashTags on Instagram
Top 100 HashTags on Instagramでは、投稿数順にハッシュタグを100個ずつチェックできます。
また特定のハッシュタグを検索し、投稿数をチェックすることもできます。
他にも投稿内容を入力すると、最適なハッシュタグを自動で洗い出してくれる機能があります。
ただ基本的に英語のツールなので、投稿数のチェックに使うぐらいが良いかもしれません。
料金:無料
ハッシュタグ以外も分析できるツール5選
次はハッシュタグ以外の高度な分析ができるツールも紹介します。
有料のサービスが中心なので、コストに見合ったサービスかどうか確認したうえで、利用してみてください。
Instats
Instatsは数ある分析ツールのなかでも、比較的リーズナブルな価格で分析ができるツールです。
自社アカウント分析に加え、提案機能があるので、おすすめのハッシュタグ、最適な投稿時間、おすすめの類似アカウントまで教えてくれます。
また競合アカウントの分析や、グループで投稿を管理する機能などもあるので、チーム単位での分析にも優れたツールです。
スマホ版も用意されているので、気軽に利用できるのもメリットでしょう。
またInStatsはFacebook社公式のアプリレビュー(審査)にも通過しているので、アカウントBanのリスクもありません。
料金
無料 | 0円/月 まずは無料でInStatsを利用したい方へ |
パーソナル | 2,980円/月 個人でInstagramを運用している方へ |
チーム | <7,980円/月 複数人でInstagramを運用している方へ |
Aista
Aistaは日本初のインスタ分析ツールとして、サービスを開始しました。
2022年現在は5,000社以上もの企業が導入しています。
グラフ表示機能が搭載されており、フォロワー数、いいねの数が可視化されます。
またデータをCSVファイルとしてダウンロードできるので、エクセルやスプレッドシートでの分析にも活用できるでしょう。
Aistaのプレミア版では、キャンペーンの効果測定も可能です。
キャンペーン用のハッシュタグに反応した投稿者や投稿数がわかり、想定される最大リーチ数を自動で分析してくれます。
料金
Aistaプレミア版:300,000円/月
SINIS
SINISは企業向けのSNSマーケティング支援を行う、テテマーチ株式会社が運営するツールです。
ナショナルクライアントも多く抱える同社のノウハウを詰め込んだ分析ツールです。
自社アカウントのみならず、競合の分析やハッシュタグ分析まで多角的な分析ができます。
また代理店向けの支援も行っており、分析のみならず営業の支援までまかせられます。
料金
LITE | 0 円/月 とりあえずデータを蓄積したい |
STARTER | 10,000 円/月(1アカウントあたり*) 本格的に運用改善したい |
PROFESSIONAL | <7,980円/月 50,000 円/月(1アカウントあたり*) ブランドをさらに拡大したい |
Moribus
Moribusは2021年7月にリリースされた、比較的新しいInstagram分析ツールです。
2022年4月現在の導入企業はすでに400社を超えており、順調にユーザーを伸ばしています。
Moribusの特徴として、AI(人工知能)によるアカウント運用支援機能、『Moribus navi』があります。
運用の結果や今日やるべきことを自動でお知らせしてくれるので、次に何をすればいいのかすぐにわかります。
また『Moribus navi』では、頻繁にアップデートされるInstagramの情報や、運用のコツなどもまとめられているので、日々の運用の助けになるのではないでしょうか。
料金:要問い合わせ
MASAI
MASAIはSNSマーケティング事業を展開する、株式会社パスチャーが運営するツールです。
Instagramアカウントのデータから、ユーザーの属性や行動を数値化してくれます。
フォロワー数や、インプレッションをはじめ100を超えるデータの分析が可能なので、多角的な分析が可能です。
特徴的な機能のひとつに「発見タブ」の投稿への反応の速さの分析があります。
投稿への反応の速さは、発見タブのランク付けにおける重要な要素のひとつなので、確認しておくことで以後の投稿にも活かせるでしょう。
料金
スターター | 10,000円(税抜) 分析を始めた初心者の方向け |
ベーシック | 50,000円 /月(税抜) 運用代行をされている方、 複数アカウント運用の方向け |
プロ | 100,000円 /月(税抜) 広く情報収集・分析したい方向け |
【まとめ】新規ユーザーの獲得にはハッシュタグ分析が重要!
ハッシュタグを分析することで、どんな投稿がユーザーの興味・関心を集めるのかのヒントになります。
広告以外で新規ユーザーにリーチしづらいのインスタグラムでは、いかに効果的なハッシュタグを使用できるかが新規ユーザーリーチの鍵を握っています。
そして、その効果的なハッシュタグを見つけるためには分析が欠かせません。例えばそもそものハッシュタグの検索量はどのくらいなのか、ベンチマークしている競合はどんなハッシュタグを使っているのか、それらを確認することで自分達が使うべきハッシュタグのヒントをつかむことができます・
ぜひ本記事で紹介したハッシュタグや、その他の指標の分析について参考にしてみてください。
株式会社TOPICAでは、動画マーケティングのノウハウをもとに、InstagramやTikTokをはじめとしたSNSアカウントの運営をお手伝いしています。
「マーケティングにInstagramを活用したいけれど、ハッシュタグを含めた運用の仕方がわからない」
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