TikTokは、若者を中心に人気を集めるSNSで、音楽やエフェクトにあわせた動画を投稿できます。 そんなTikTokの特徴を活かして、人材の採用に成功している企業があることをご存知でしょうか? 今回は成功事例も交えて、T…
TikTokは、若者を中心に人気を集めるSNSで、音楽やエフェクトにあわせた動画を投稿できます。
そんなTikTokの特徴を活かして、人材の採用に成功している企業があることをご存知でしょうか?
今回は成功事例も交えて、TikTokで採用を行うメリットや注意点を解説していきます。
また、TopicaではTikTokをはじめとしたSNSの支援サービスを行っております。ぜひこの機会に参考にしてください。
\TikTokをもっと伸ばしたい!/
目次
TikTokを活用した採用が注目されている背景
誰でも簡単にBGMや特殊加工を使用して、15秒〜5分の短尺動画を公開できるTikTok。
そんなTikTokが、企業の採用で注目されている理由を紹介します。
Z世代が就職する年代になってきから
Z世代に人気なTikTokは、企業の人材を確保するために利用されることもあります。
Z世代とは、1990年代後半から2000年代前半頃に生まれた人たちの総称です。
TikTokがZ世代の採用に効果的な理由は、主に次の2つです。
1.検索エンジンよりもSNSで情報を集めることが多い
2.職場環境や、やりがいを重視して会社を選ぶ人が多い
Z世代は生まれた時から、既にインターネットが普及していたので「デジタル・ネイティブ世代」とも呼ばれています。
スマホを日常的に使いこなしSNSも身近な存在なため、情報を集める際はSNSを用いる人も多くいます。
Googleで情報を調べる「ググる」から、SNSのハッシュタグで情報を集める「タグる」という言葉が用いられるほどです。
Z世代のもう一つの特徴は「モノよりもコト」に魅力を感じるということ。
収入や販売商品よりも、社会貢献や充実した人間関係などの「経験」が得られる企業を積極的に好む傾向があります。
職場の雰囲気を動画で閲覧できるTikTokは「楽しそう!」「この職場で働きたい!」と感じる人が多いため、TikTokからの採用が近年注目を集めています。
TikTokが認知拡大に適した媒体であるから
TikTokの投稿は、以下2つの機能で構成されています。
1.レコメンド機能
2.無限スクロール
利用者の興味関心に合わせて自動的に投稿が表示される、レコメンド機能。
さらに、スクロールするだけで自分好みの投稿を無限に見られるため、発信者に関係なく、一度に多くの投稿を閲覧するユーザーが多い傾向にあります。
また、短尺で音楽に合わせたテンポが良い投稿は、時間を忘れて見すぎてしまうという人も少なくありません。
InstagramやTwitter、Facebookといった、大手SNSには無い魅力もたくさんあります。
同様に短尺動画のリールを公開できるInstagramですが、フォロワー内の交流が多いので、フォロワー外に認知を拡大したいのであればTikTokがおすすめです。
Twitterは140文字以内の文章を公開できて、拡散力が高いリツイート機能が魅力のSNSです。
画像や動画の投稿もできますが、TikTokのように高度な加工はできないので、社内の雰囲気を伝えるにはTikTokが良いでしょう。
Facebookは40代以上の利用者が多く、ビジネス目的で使用する人が多いので堅実なイメージがあります。
そのため中途採用には適していますが、新卒の従業員を採用する場合はTikTokがおすすめです。
以上の理由から、SNSの中でもTikTokでの人材採用を利用する企業が増えています。
TikTokで採用活動をするメリット
TikTokで採用活動を行うメリットは、主に次の3つです。
1.広告をかけることで安定したリーチを獲得できる
2.SEOとしても効果が高い
3.会社の雰囲気を伝えることができる
順番に解説していきます。
広告をかけることで安定したリーチを獲得できる
「TikTok For Business」を利用すれば、ユーザーの一般投稿に混じって自分のアカウントを宣伝できます。
課金方法は主に次の3種類です。
1.クリック課金
2.インプレッション課金
3.再生課金
広告のクリック数に応じて、30円〜100円の広告費を支払うクリック課金。
広告が1,000回表示されるごとに、100円〜1,000円の広告費を支払うインプレッション課金。
一定以上再生した場合に、5円〜60円の広告費を支払う再生課金の3つです。
GoogleやYahooの検索エンジンで上位に表示できるリスティング広告は、1回クリックされる毎に80円〜1,000円ほどかかります。
TikTokのクリック課金は30円〜100円で、クリックされなければ広告費はかからないので、高い費用対効果を期待できます。
SEOとしても効果高い
Googleの検索結果にTikTokの動画が表示されるようになりました。
そのため、TikTokで注目を集めれば、人材採用のみならず会社の宣伝にも繋がります。
自社のサイトにTikTokコンテンツを含めれば、上位表示も期待できます。
会社の雰囲気を伝えることができる
企業の求人は、文章でアピールするのが主流でしたが、職場の雰囲気や人間関係を文章だけで伝えるのは限界があります。
実際に「上司と部下の信頼も厚く、風通しのいい職場です」と掲載するよりも、上司と部下が楽しそうに話している動画を公開した方がイメージがわきます。
職場の雰囲気や人間関係を重視するZ世代に対しては、TikTokのような動画で宣伝するアピールが効果的です。
TikTokで採用を行うときの注意点
効果的に人材を採用できるTikTokですが、以下の2点について注意してください。
1.ターゲットに合わないと逆効果になる
2.炎上する可能性がある
順番に解説していきます。
ターゲットに合わせないと逆効果になる
TikTokで人気のあるコンテンツは主に、音楽に合わせたテンポのいい動画や面白い内容の動画です。
しかし、拡散させることだけが目的になってしまえば、求める人材を集められません。
例えば、理系学生が欲しいメーカーが、イケイケなダンスを投稿しても、求めている人材が集まる可能性は少ないでしょう。
求める人材の興味関心毎に沿ってコンテンツを増やすことで、適切な人材が集まります。
プロフィールには、業種や仕事内容を記載することも大切です。
炎上する可能性がある
SNSは不特定多数の人が閲覧しているため、不用意なコンテンツがきっかけで炎上することも少なくありません。
拡散力が高いSNSなので、いい評判も悪い評判も一瞬で広がる可能性があります。
たった一度のミスでも、信頼を回復させるのは容易ではありません。
リスクを防いでTikTokを運用したい方は、プロに運用を任せるのもおすすめです。
https://topica-works.com/lp/tiktok-01
TikTokで採用に成功している事例
実際にTikTokで採用に成功している企業を、3社紹介させていただきます。
成功事例を見ることで、理想のアカウントをイメージしやすくなります。
アカウントを作成する際に、ぜひ参考にしてください。
大京警備保障株式会社
堅実なイメージがある警備会社ですが、社長を含めた管理職メンバーがトレンドのアニメや音楽に合わせて公開する投稿が人気です。
その結果、アカウントの開設からわずか1年でフォロワー9.7万人以上を獲得しています。
もともとは数百万円かけて求人募集をしていましたが、現在ではTikTokを通して多くの入社希望者から連絡が来るそうです。
警備に関するネタよりも社員の様子を見せることで「一緒に働きたい」と思うフォロワーも多いでしょう。
>大京警備保障株式会社
株式会社三和交通
タクシー・ハイヤー営業を取り扱う企業です。
運転手の高齢化が進むタクシー業界ですが、2021年は約40名の新卒が入社しました。
タクシーを背景に「かわいいおじさん」が楽しそうにダンスを踊る動画は、思わず目が止まってしまいます。
>株式会社三和交通
三陽工業株式会社
製造業を営む三陽工業株式会社は、ものづくりの技術承継のためTikTok採用に力を入れています。
中高年の従業員がポップな曲に合わせて踊る投稿や、トレンドの投稿方法に挑戦する動画が若者から注目を集めています。
運用をはじめた2021年2月から9ヶ月後のフォロワー数は、4.4万人です。
2022年の新卒採用では、説明会参加者の7割がTikTokを視聴していたことが判明しました。
>三陽工業株式会社
【まとめ】採用認知拡大にはTikTokが有効
TikTokを活用した人材確保をしている企業は、未だ少ないのが現状です。
Z世代に人気で拡散力の高いTikTokを早い段階で採用に利用すれば、他社よりも多くの人材を集められるでしょう。
ただし、拡散力が高いために炎上するリスクもあります。
社内ルールを決めて撮影を行ったり、プロに依頼するなどして、効果的に人材確保を行ってください。
\TikTokをもっと伸ばしたい!/