多くの企業が導入するSNSのひとつにTwitterがあります。 そんなTwitterですが、具体的に収益化するとなると、どのような方法があるかわからない……という人も多いのではないいるのではないでしょうか。 そこで本記事…
多くの企業が導入するSNSのひとつにTwitterがあります。
そんなTwitterですが、具体的に収益化するとなると、どのような方法があるかわからない……という人も多いのではないいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、Twitterの収益化について詳しく解説します。
Twitterでも収益化は可能
Twitterは広報ツールとしてのみならず、収益に直結するような使い方もできるSNSです。
企業から案件を受けて稼ぐような受託形式のものから、自分の商品を売って稼ぐ方法までさまざまな可能性があります。
InstagramやTikTokなどの情報が中心のSNSとは異なり、Twitterはテキスト中心のプラットフォームです。
相性の良いマネタイズ方法も異なるので、ぜひこの記事で確認しておきましょう。
Twitterで収益化する5つの方法
Twitterで収益化をするための5つの方法を紹介します。
具体的なメリット・デメリットを踏まえて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
企業案件を受ける
一定数のフォロワーがいることが前提ですが、企業案件を受けることで収益化を狙えます。
指定のツイートをリツイートしたり、商品やサービスをタグ付きで紹介したりすることで報酬を得られます。
DMなどで依頼が来ることもありますが、もっと積極的に企業案件を取りにいきたいという人は、マッチングサイトに登録をしておくことで、間口を増やすのも手です。
具体的には以下のようなサービスがあるので、気になる人はぜひ登録してみてください。
– SPIRIT:https://lp.spirit-japan.com/
– FindModel:https://find-model.jp/
それほどフォロワーが多くない人でも可能性はゼロではないので、まずは気軽に登録してみましょう。
また企業案件は単価が高いので収益化しやすいですが、案件を受ける際には注意も必要です。
金銭的な報酬のためだけに案件商品を紹介していると、フォロワーからの信頼を失ってしまう可能性もあるからです。
まずはアカウントへの影響や、自身が納得できるサービスなのかを考慮したうえで、案件を受けるようにしましょう。
自分の商品を販売する
企業案件に次ぐ王道の方法は、自身の商品を販売することです。
物販を行うこともできますが、特にTwitterと相性が良いのはnoteなどの情報商材です。
最適な導線が作れれば、大きな売上につながる可能性もあります。
基本的なことですが、まずはプロフィール欄や固定ツイートに商品販売ページのURLを載せておきましょう。
ジャンルごとにいくつかの事例を挙げておきます。
SHIRO
https://twitter.com/shiro__official?s=20&t=wO3NN_hpujSKmXx1tq6UGw
化粧品ブランド「SHIRO」の公式Twitterアカウントです。
主に新商品の情報や、店舗の最新情報を発信しています。
興味を持ったユーザーに購入してもらえるように、プロフィールにURLを貼っており、固定ツイートにはキャンペーン情報が記載されています。
クロネコ屋@ブログ×SNSマーケティング
https://twitter.com/NINJAkusokuso?s=20&t=CvcxrF1IvXBNOSc70VUURA
このアカウントでは、メルマガへの導線を引いています。
直接商品を販売せず、購買に近いファネルのユーザーにクローズドな情報を発信するのが狙いです。
メルマガに登録してくれるユーザーは、あなたに強い興味を持ってくれているので、宣伝もしやすくなるのが大きなメリットです。
ただ、商品販売ページやメルマガのURLを貼っておくだけでは成果にはつながりません。
ふだんからユーザーが興味・関心を持ちそうなツイートをしたり、クリックしたくなるような商品画像を作ったりすることを意識しましょう。
投げ銭をもらう
アカウントのフォロワーが多いのであれば、投げ銭による収益も期待できるでしょう。
Twitterでは、2021年より投げ銭機能が実装されました。
投げ銭とは好きなクリエイターや、アカウントに対してチップを送れる機能です。
具体的な投げ銭の受け取り方法は以下です。
1.Twitterのプロフィール画面を開く
2.編集をタップ
3.画面最下部「Tips」をタップ
4.ポップアップが出るので「同意する」をタップ
5.画面一番上「チップを許可」をタップ
この際に注意していただきたいのが、Bitcoinアドレス、Ethereumアドレス、Patreonのいずれかのアドレスを登録する必要があることです。
ファンの多いクリエイターは、1ツイートに対して何件もの返信やDMをもらっており、すべてに返信するのは物理的に不可能です。
ただ、投げ銭をすることで、クリエイターがファンを意識し、コミュニケーションが生まれる可能性があります。
フォロワーにコミュニケーションを取りたいと思ってもらえるような努力が必要ですが、他の方法で収益化するにしても大事な部分なので、頭に入れておきましょう。
アフィリエイト
Twitterではアフィリエイトができます。
アフィリエイトとは自らのTwitterアカウントの投稿に商品URLを掲載して、購入・成約が発生すれば、収益が発生する仕組みのことです。
収益に直結しやすい方法ですが、かつてスパム的なツイートが増えた影響で、規制が強くなりました。
特に以下のような点に注意したうえで、アフィリエイトをしましょう。
・提携しているASPはTwitterでのアフィリエイトを許可しているか
・短縮URLを使用しているか
・短時間での連続投稿はしていないか
Twitterのアフィリエイトは規制が強く、提携できるASPも限られているので、ブログなどと連動させる形で補完的に使うのがおすすめです。
チケット制スペースを開催する
スペースはTwitterのユーザーどうしが音声を通じて交流できる機能です。
「Clubhouse」のような音声SNSとしての側面があり、スペース内に集まったユーザーたちでやり取りが行われます。
そんなスペースには以下のような役回りが存在し、それぞれに権限が異なります。
・ホスト
・スピーカー
・リスナー
スペースの作成者であるホストは、参加ユーザーの発言権や、特定のスピーカーをミュートにする権利、スペースの開閉までの全権を担います。
スペース参加者のなかで、スピーカーになれるのは最大で10人です。
特定のスピーカーの話を聞きたいと考えるリスナーが多ければ、有料のチケットを販売して収益化も狙えます。
有料チケット制のスペースを主催するには、以下の条件を満たす必要があるので、事前に確認しておきましょう。
・フォロワーが1,000人以上いる
・18歳以上
・過去30日以内に3回以上スペースのホストになっている
Twitterで収益化するコツ・注意点
Twitterで収益化するコツ・注意点について解説します。
どんな手法を使うにしても意識しておいた方が良い点なので、確認しておきましょう。
アクティブなフォロワーやファンを増やす
どのSNSを運用するにしても共通ですが、アクティブなフォロワーを増やすことが重要です
存在はしているけれど「非アクティブ」なアカウントにフォローされても、自身のツイートへの反応は期待できません。
相互フォローなどを目的に、相手のユーザーをフォローするなどの戦略を取ることもありますが、対象となるアカウントがアクティブな状態なのかは確認しておきましょう。
確認したうえで、コメントをしたり、引用リツイートをしたりすることで、SNS特有のコミュニケーションが発生します。
コミュニケーションが発生することで、自分のアカウントにも興味を持ってもらいやすくなるでしょう。
信用を傷つけないようにする
収益化の方法として企業案件や、アフィリエイトなどを紹介しましたが、これらの方法は自身のアカウントとの親和性があることが前提です。
自分で使ってもいない商材などを宣伝していれば、フォロワーたちに不信感を持たれてしまうかもしれません。
フォロワーの期待していない情報を発信し続けてしまうと、信頼を失いかねないばかりではなく、最悪の場合はフォローを外されてしまうこともあるでしょう。
アカウント凍結に気をつける
アカウントが凍結されてしまうと、その間の発信ができないばかりか、最悪のケースではアカウントを作り直すことになってしまいます。
主な凍結原因としては以下が挙げられます。
・スパム
・セキュリティが危険な状態にあるアカウント
・攻撃的なツイートや行動
スパムに関しては、Twitter公式によると以下のようなガイドラインが示されています。
・典型的な商業利用の目的で、Twitter上の会話からアカウント、ウェブサイト、商品、サービス、イニシアティブへの訪問者数を増やしたり、注目を集めたりしようとするスパム
・アカウントやコンテンツを実際よりも人気がある、またはアクティブであるように見せるための、偽りのエンゲージメント
・共謀により、複数のアカウント、偽のアカウント、プログラムやスクリプトを使い、人為的に会話に影響を与えようとする行為
・共謀によりTwitterルールに違反する行為を助長したり、宣伝したりする有害行為
引用:https://help.twitter.com/ja/rules-and-policies/platform-manipulation
上記の内容を踏まえたうえで、特に注意したいのがアプリとの連携です。
詳細のわからないアプリと連携してしまうと、ツイートする権限を利用されてしまうことがあります。
そうなると、勝手にスパムツイートをリツイートされてしまうことがあるので、注意しましょう。
健全なアカウント運営を心がけていれば、それほど心配する必要はありませんが、知識としては知っておきましょう。
Twitterで収益化のためのフォロワー増加のコツ
Twitterアカウントを収益化するには、一定数のフォローが必要です。
ここからは、収益につながるフォロワーの増やし方を解説します。
プロフィールはキャッチーでわかりやすく
Twitterのプロフィールでは、165文字以内でアカウントの詳細を伝える必要があります。
前提として、以下の情報がすぐにわかるようにしておくことで、興味を持ってもらいやすくなるでしょう。
・自分は何者なのか?
・どんな情報を発信しているのか
「2児の父」「ITコンサル勤務」など、パーソナルな情報を開示することで、ユーザーに親近感を持ってもらいやすくなります。
そのうえでどんな情報を発信しているのか明確にしましょう。最初のうちはこれだけでも充分ですが、なにか目を引くようなキャッチーな情報があるとなお良いです。
たとえば「ブログ開始から半年で50万円!」「Web広告で月利1億」など、具体的な数字を入れることも効果的です。
ユーザーターゲットを決める
Twitterの運用において、最も重要なのがペルソナの設定です。
ターゲットとなるユーザーが決まっていないと、誰に向けた情報なのかわかりにくくなるからです。
ここがより具体的であるほど発信しやすくなるので、まずは時間をかけてペルソナを作り込みましょう。
ペルソナを設定する際には、年齢や性別といったデモグラフィックデータのみではなく、人格が見えるところまで決めておきましょう。
たとえば「30代男性」といっても、さまざまなタイプの人がいます。
以下のようにパーソナルな興味・関心まで想定してペルソナを作成します。
ペルソナ例
性別:男性
年齢:35歳
家族構成:妻(子供なし)
職業:ITエンジニア(Sier勤務)
趣味:ゲーム
友人関係:学生時代の友人がほとんど
悩み:テレワークがしたいけれど、セキュリティの問題があり出社が求められている。
スキルを生かして転職したい。
上記のようにペルソナを作ることで、SNSを運用するうえでの指標になります。
流行っているコンテンツや文体を模倣する
Twitterでは日々トレンドが変化しています。
自身の発信スタイルは大事ですが、流行のトピックなどに触れることでより多くの人にツイートを見てもらいやすくなります。
流行のハッシュタグをつけることで、拡散もしやすくなるはずです。
また文体にもトレンドが存在し、年々変化しています。
性別などユーザーの属性による違いもありますが、ネット文化への理解も求められます。
コミュニティごとに、いわゆる「Twitter構文」のようなものがあるので、文章を模倣してみると良いです。
https://twitter.com/SAMEX_1u2y/status/1224326712491511808
ユーザーに受け入れられやすい文体を使用することで、より親近感を感じてもらえるようになるでしょう。
コンスタンスに投稿し続ける
Twitterを伸ばすには投稿頻度も重要です。
アクティブなフォロワーを集めたいのであれば、自身もアクティブである必要があります。
いくら有益な情報を発信していても、投稿頻度の低いアカウントからは、ファンが離れていってしまうからです。
コンスタントに投稿し続けるのにおすすめの方法は、投稿する曜日と時間を決めておくことです。
ターゲットユーザーに見てもらいやすい時間帯を考慮する必要はありますが、一度、曜日や時間を決めてしまえば、投稿頻度を一定に保つことができます。
まとめ
本記事で紹介したように、Twitterの収益化を目指すにはさまざまな方法があります。
ただ、すべてアカウントが伸びていることが前提の方法なので、アカウントが伸びていないのであれば、もっと基本的なところを見直しましょう。
たとえば以下のような項目を洗い出して、改善インパクトが大きいものから着手していきます。
・ペルソナが興味を持つような情報を発信できているのか
・ハッシュタグは最適化できているのか
・投稿頻度は維持できているか
Twitterの収益化には時間がかかるかもしれませんが、一定レベルまで成長したアカウントは大きな資産となります。
ぜひこの記事の内容を参考にして、収益化を目指してみてください。