リールは90秒以内の動画を公開できる、インスタグラムの投稿機能です。 比較的新しい機能のため、利用方法や他の投稿機能との使いわけをご存知ない方も多いでしょう。 今回は、事例も交えてリールの活用方法を紹介します。 自社の商…
リールは90秒以内の動画を公開できる、インスタグラムの投稿機能です。
比較的新しい機能のため、利用方法や他の投稿機能との使いわけをご存知ない方も多いでしょう。
今回は、事例も交えてリールの活用方法を紹介します。
自社の商品やサービスを多くのユーザーに広めたい方は、ぜひ最後までご覧ください。
目次
インスタグラムリールとは?
リールはインスタグラムの投稿方法の1つで、2020年8月5日にリリースされた比較的新しい機能です。
最大90秒間の動画を、音楽やエフェクトを付けて公開できます。
1つの投稿はテレビコマーシャルほどの尺度なので、気軽に閲覧できるのも魅力です。
また、フォロワー以外のユーザーにも動画を公開できることや、キャプションに文章を入力できることから、集客としても利用も効果的です。
フィード投稿とリールの違い
フィード投稿は、タイムライン上に表示される静止画の投稿のことを言います。
元々はフィード投稿から動画を公開できましたが、2022年の6月よりフィード投稿で作成した動画もリールで公開されるようになりました。
以前まで利用できたフィード投稿での動画とリールは「投稿時間」と「投稿サイズ」が異なります。
フィード投稿は最長60分間の動画を公開できたのに対して、リールで公開できる動画は最長90秒間です。
公開できる動画の時間は短縮されたものの、手軽に閲覧できるようになりました。
また、リールの動画は15秒・30秒・60秒・90秒の4段階に調節できるので、作成者も気軽に投稿できます。
フィード投稿の動画は、静止画と同じサイズで公開していましたが、リールの動画が表示されるのはスマホの画面全体です。
素早く情報をキャッチできるリール投稿は、Z世代を中心に注目を集めています。
ストーリーとリールの違い
インスタグラムには、24時間限定で動画と静止画を公開できるストーリー機能があります。
リールがストーリー機能と異なるのは、以下の点です。
•24時間以上経過しても投稿が残る
•フォロワー以外も閲覧できる
•閲覧者を確認できない
•いいねやコメント、視聴回数を第三者が閲覧できる
•フィード画面に公開できる
•キャプションに文字を入力できる
リールはキャプションに、動画の説明やハッシュタグ、ユーザーのメンションを入力できます。
また、フォロワー意外にもインスタグラムの様々な箇所に表示されるので、自社の商品やサービスの宣伝に適している機能と言えるでしょう。
ストーリーは公開時間や公開範囲が制限されるので、フォロワー内での報告や宣伝に適しています。
認知獲得のためにはリール活用が有効
リールはインスタグラムの様々な箇所に表示されるので、多くのユーザーにアピールできます。
投稿した動画は、以下の6箇所に表示されます。
1.フィード枠
2.プロフィールのリール枠
3.リールタブ
4.発見タブ
5.ハッシュタグの検索
6.音源の検索
リールの公開は、静止画の投稿が表示されるフィード枠からも閲覧できます。
カバー画像を既存の写真から選択できるので、フィード投稿全体の雰囲気を統一することも可能です。
リールを初めて公開した場合は、プロフィールにリール枠が表示されて投稿した動画を閲覧できます。
フィード投稿とリールの投稿を区別したい人は、設定からフィード枠での公開を停止しましょう。
画面下の中央にあるリールタブを押せば、他ユーザーのリール投稿を閲覧可能です。
ユーザーの興味関心に合わせておすすめの投稿を紹介してくれる発見タブでも、リール投稿は表示されます。
例えば、アパレルを紹介する企業であれば、ファッションに興味のあるユーザーへ直接投稿が公開されるので高い成約率を期待できます。
リール投稿は静止画の倍の大きさで表示されるので、たくさんの注目を集められるでしょう。
料理や物件紹介など、静止画よりも動画で魅力が伝わるテーマを取り扱う方は、積極的に利用するのがおすすめです。
ハッシュタグの「TOP」表示欄では、1枚だけリール投稿が掲載されます。
インスタグラムに登録されている音源を検索すれば、該当する音源を使用したリールを閲覧できます。
キャプションでは2,200文字まで商品紹介や利用方法を掲載できるので、商品やサービスの魅力を細かく伝えたい人にもおすすめです。
「Instagramショッピング」を設定している人は、リール投稿にショッピングタグを設置することで直接ECサイトに遷移できます。
リール投稿に類似したSNSで、Tik Tokがあります。
どちらも公開できるのは、音楽やエフェクトを使用した動画です。
しかし、動画の公開時間やキャプションへの入力文字数など細かな設定に違いがあります。
情報収集を目的で利用する人が多いインスタグラムと、息抜きで利用する人が多いTik Tokではユーザーの属性も異なります。
そのため、Tik Tokコンテンツとの併用で、より多くのユーザーを獲得できるでしょう。
Tik Tokマーケティングついては、こちらの記事をご覧ください。
→Tik Tokマーケティングとは?他のSNSと違いや特徴、成功事例を解説!
インスタグラムリール投稿方法
リールは次の5つの手順で投稿します。
1.リールの新規作成画面を開く
2.撮影方法を選択する
3.動画の撮影
4.動画の編集
5.カバー画像の設定とキャプションを入力
新規投稿画面の下からリールを選択すると、以下の画面が表示されます。
左に表示されているマークから、次の機能を利用できます。
•音源の選択
•エフェクト
•動画の長さ調整
•再生速度の調整
•レイアウト変更
•デュアル
•前動画の位置合わせ
•タイマー
動画の長さは15秒・30秒・60秒・90秒から選択できて、音源のサビ部分だけを再生することも可能です。
ただし、リール公開後に設定を変更することはできないので注意してください。
特に音源は、投稿の流入に影響するので慎重に選びましょう。
トレンドや人気の音源を選択することで、多くのユーザーに閲覧される可能性があります。
画面下の撮影ボタンを押し続けて、設定した時間内で動画を撮影します。
上部のマークからスタンプを付けたり、文字を入力することも可能です。
動画を確認したら「次へ」を押して、カバー画像の設定とキャプションを入力しましょう。
最後に「シェア」を押せば投稿完了です。
インスタグラムのリール活用事例
インスタグラムのリールを活用しているおすすめのインスタグラムアカウントを、3つ紹介します。
ぜひ参考にして、リールの使用に役立ててください。
funcl_official
無添加化粧品を紹介している、ファンケルの公式アカウントです。
化粧品の紹介や使用方法にリールを使用しています。
化粧品の浸透率や伸び具合は、静止画だけでは分かりづらいものです。
その点リールであれば、より実物に近い商品を確認できるので、ユーザーも安心して商品を購入できます。
化粧品は高額なものも多いので、手元に届いて思っていたのと違ったら残念ですよね。
そういったリスクを防げるのが嬉しいポイントです。
delishkitchen.tv
料理のレシピを紹介するデリッシュキッチンのアカウントでも、リールを効果的に活用しています。
簡単に作れる料理の作り方をリールで紹介しており、材料やレシピをキャプションから閲覧可能です。
静止画では分かりづらい食材の調理方法や盛り付けも、動画であれば分かりやすく紹介できます。
完成した料理の照りや湯気は、静止画では感じられないほど食欲をそそります。
the_room_tour
不動産系の動画メディアを紹介しているアカウントです。
おしゃれな自宅を動画で公開することで、より実物に近い物件を閲覧できます。
物件を探しているユーザーは、細かくたくさんの物件を見比べたいものです。
そのニーズを、90秒以内のリールで見事に実現しています。
その他の必要情報はキャプションに記載されているので、快適に物件を見つけられますね。
まとめ
フォロワー以外のユーザーも閲覧できて、短い動画でコンテンツを紹介できるリール機能は、企業の集客にも適しています。
静止画の投稿が主流だったインスタグラムで動きのある動画を公開すれば、より多くの注目を集められるでしょう。
料理や物件紹介のように、動画でこそ魅力が伝わるコンテンツは積極的にリールを活用するのがおすすめです。
5つの手順に沿って、さっそくリール投稿を初めてみてはいかがでしょうか。