この記事では動画マーケティングの概要を解説したうえで、その具体的なメリットやコスト、実際の事例などを紹介します。特に紹介する事例はどれも自社のマーケティングに活かせるような事例なので、ぜひ参考にしてみてください。
本記事では、そんな動画マーケティングの重要性や、動画を活用するメリットについてお伝えします。
実際の事例も紹介するので、自社に取り入れられそうな部分がないか、検討してみてください。
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目次
動画マーケティングとは?
動画マーケティングとは、動画コンテンツを活用したサービスや商品の認知拡大、販売促進目的としたマーケティングを指します。
スマホや5G回線の登場で、より消費者にとって動画という物が身近になりました。
これまでの画像による広告にとって変わって、注目を浴びているのが動画マーケティングなのです。
動画マーケティングは、施策を実施して終わりではなく、KPIと比較してどのような結果になったのかを確認して、次の施策に活かすまでが一連の流れです。
動画マーケティングが注目される理由
動画マーケティングの手法について解説する前に、なぜ今動画マーケティングが注目されるのか確認します。
その有効性をご理解いただければ、動画マーケティングを取り入れることに前向きになるはずです。
視聴環境が整備された
まず第一の要因として、視聴環境が整備されたことが挙げられます。
PCやスマホで手軽に視聴できるようになり、多くの人は時間や場所の制約なしに動画を見られるようになりました。
YouTubeやTikTokといったサービスの躍進も相まって、動画はユーザーにとって、より身近なものになりました。
制作コストが減った
かつて動画といえば、専門知識を持ったクリエイターが制作するものでしたが、ツールの進化により素人でもそれなりの動画が制作できるようになりました。
制作会社に依頼するコストも減少し、多くの企業がWebマーケティングの手段として動画を活用しています。
動画広告の市場が右肩上がり
2022年現在は、インターネットで動画を見る人が増加傾向で、動画広告のマーケットは拡大し続けています。
引用:サイバーエージェント
グラフからもわかるように、動画広告は右肩上がりの成長を続ける見込みです。
インターネットユーザーのテキスト離れも相まって、動画マーケティングの重要性は増す一方です。
動画マーケティングはどんなことに活用できる?
動画マーケティングは、具体的にどんなことに活用できるのでしょうか。
事例をもとに解説します。
サービス・商品紹介
多くの企業が目的とする、サービスや商品の紹介に活用できます。
自社サイトに訪問してくれたユーザーに対して、商品の特徴を紹介する動画や、商談の場でクライアントに見せる動画など、その使い道は様々です。
採用
企業の雰囲気やカルチャーなどは、テキストだけでは伝わりづらい部分も多いですが、動画を活用することで、はるかに伝わりやすくなります。
企業のことを知っている求職者から応募が来やすくなるので、ミスマッチも減るでしょう。
会社紹介・ブランディング
企業の理念やビジョンを消費者に共有することにも動画が使えます。
特にSNSが登場する前からTVCMをご覧になっていた方ならわかるでしょうが、映像によって刷り込まれるイメージというのは強烈です。
動画マーケティングのメリットとは?
動画マーケティングの概要がわかったところで、次は動画マーケティングのメリットについて解説します。
具体的なメリットを押さえておくことで、マーケティング施策の効果も変わってくるので、ぜひ確認しておきましょう。
情報量を多く伝えられる
他のコンテンツと比較しても、動画の情報量は圧倒的です。
映像と音声に加え、テキストまで入るので、よりターゲットに必要な情報が届きやすいのが特徴です。
効率良く情報を取るにはテキストの方が適していますが、テキストは受け手の読解力に依存することになるので、こちらが伝えたいメッセージが正確に伝わるとは限りません。
一方の動画では、仮に文字情報がなくても、ビジュアルイメージとして情報が伝わります。
世代や言語の壁があっても情報が伝わりやすく、コミュニケーションの手段としても優れていると言えるでしょう。
細かなブランドイメージを伝えられる
動画はテキストや音声では伝えきれない、細かなブランドイメージの発信にも適しています。
前述のとおり、動画は言語や認知の壁を越えられるため、受け手次第で情報の伝わり方が変わることも少ないというのが特徴です。
世界的なブランドのキャンペーンなどを見ると、音楽と映像のみで作られているものも多いです。
静止画より記憶に残りやすい
マーケティングに動画を利用することで、記事コンテンツよりもターゲットの記憶に残る可能性が高いです。
以下の図は「ラーニングピラミッド」と呼ばれるもので、一般的な学習モデルのグループを表しています。
引用:Wikipedia
上記の表を見ると、レイヤーごとに記憶の定着度合いが異なることがわかります。
「Read(10%)」や「Hear(20%)」と比較して、「Watch Videos(30%)」の方が記憶に残りやすいとの結果が出ています。
つまり、消費者にとってマーケティングメッセージ記憶に残るまテキストや音声コンテンツよりも、動画コンテンツを活用した方が、効果が高いと言えるでしょう。
拡散されやすい
マーケティグに動画を活用するメリットとして、画像や文章に比べてユーザーの興味関心を惹き易く拡散されやすいことがあゲラれます。
実際にTwitter社の発表によると、動画付きのツイートはそうでないツイートに比べて10倍ものエンゲージメントを獲得できる傾向があることが分かっています。(Twitter社公式ブログより)
同じ、タイムラインに流れてくる投稿の中でも、情報量が多くインパクトのある動画はユーザーの関心も集めやすいのです。
そして、SNSの特徴である拡散力の高さと相まって、より多くの人にクリエイティブを届けることができるのです。
動画マーケティングのデメリットとは?
動画マーケティングにはデメリットも存在します。
これから解説するデメリットを把握したうえで、施策の実施を検討しましょう。
制作にコストがかかる
動画マーケティングには内製・外注問わず、制作にはコストがかかります。
そして、一般的に画像などの静止画より、編集に時間がかかる動画のほうがコストが高くなる傾向があります。
制作会社などに依頼する場合は、正確に見積もりを出してもらってから依頼するかを決めましょう。
もし1から制作を依頼する場合、編集にかかるコスト以外にもスタジオ代や演者のキャスティング費も上乗せされます。
動画の内容によっては数百万円以上のコストも発生するので、企画段階から制作コストを意識しておくべきです。
動画マーケティングの専門知識を持っている人が少ない
2022年現在、動画の市場は拡大し続けていますが、動画マーケティングの専門知識を持っている人はまだまだ少ないです。
クリエイティブを制作できる人であればそれなりに存在しますが、その効果を正確に検証できる人は少ないです。
媒体もYoutube・instagramに始まり、tiktokなどの新しい媒体が次々と登場しています。
そして、それらの媒体ごとの特徴を捉えたマーケティング施策が打てる担当者は数多くないという実情もあります。
もし自社に動画コンテンツの効果検証ができる人材がいないのであれば、マーケティングを担ってくれる会社に相談するのがおすすめです。
動画マーケティングの費用相場
動画マーケティングでは、先述のとおり、広告画像などに比べてクリエイティブの制作により費用がかかります。
以下では制作にかかる費用の相場を表にまとめました。
動画の種類や尺の長さによってばらつきはありますので、あくまでも参考としてご覧ください。
プロモーション動画の相場
ブランディング動画 | 100〜300万円 |
商品・サービスのプロモーション動画 | 30〜100万円 |
テレビCM動画 | 50〜300万円 |
企業のPR動画 | 30〜200万円 |
アニメーション動画の相場
既存イラストを流用した動画 | 10〜30万円 |
オリジナルのイラストを使った動画 | 30〜100万円 |
オリジナルイラストを使った動画(高度な動き・リッチな演出) | 100〜300万円 |
動画制作会社が増えて、価格競争が起きている影響もあり、制作料金は下落傾向にあります。
ただ制作会社に依頼する場合は、最低でも10万円以上はかかることがほとんどです。
どうしても費用を抑えたい場合、クラウドソーシングで個人のクリエイターに依頼する手もありますが、クオリティを担保したいのであれば、あまりおすすめはできません。
動画制作の料金は、どんな動画を作りたいかで大きく変動します。
まずは複数の企業に見積もりを依頼して、最適なプランを選択しましょう。
動画マーケティングに向いている企業は?
結論から言うと、向き不向きはなく、どの企業も動画マーケティングに取り組む価値があります。
向いているか否かは、動画なのか静止画なのかという手法の問題ではく、どんな動画をどのような手段(媒体)で届けるのが鍵を握っています。
つまり、動画コンテンツの内容と媒体などの伝達方法が正しければ、どんな商材の企業であっても効果を出せる可能性を秘めています。
実際に、TikTokやYouTubeなどで、動画がメインのSNSの台頭も相まって、個人・法人ともに多くの動画を投稿しています。
投稿する動画次第では、劇的に売上を伸ばすことも可能でしょう。
上記を踏まえると、制作が面倒に感じるかもしれませんが、動画コンテンツを制作するメリットは十分にあります。
前述のとおり、動画マーケティングには向き不向きがなく、その効果は動画の使い方次第です。
まだ動画マーケティングに着手していない方は、ぜひこの機にトライしてみましょう。
動画マーケティングの成功事例
ここからは動画マーケティングの成功事例を紹介します。
どの事例からも学べるところが多いので、ぜひ参考にしてみてください。
三井住友カード
https://www.smbc-card.com/nyukai/magazine/knowledge/spy-world.jsp
三井住友カードの事例です。
流行のインタラクティブ動画(触れる動画)を取り入れており、ユーザーを楽しませる仕掛けが随所に施されています。
インタラクティブ動画とは、ユーザーのアクションに応じた双方向のやり取りが可能な動画を指します。
具体例を挙げると、YouTubeの動画広告などが該当します。
広告を視聴中に、公式サイトのリンクが現れるのを見たことがある人も多いでしょう。ユーザーにアクションを促すようなものは、すべてインタラクティブ動画の一種です。
この事例は、視聴者がSPY役になってミッションをこなしていくというゲーム仕立ての展開が特徴です。
ユニークな事例なので、オリジナリティのある動画を制作したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみましょう。
100 YEARS TRAIN|相鉄都心直通記念ムービー
相鉄線の100周年を記念して制作された動画です。
著名俳優のキャスティングに、著名ミュージシャンの楽曲のマッシュアップが相まって、話題を集めた事例です。
大正・昭和・平成・令和と4つの時代を超えた男女の恋を表現した動画で、当時の情景がリアルに再現されています。
前提として、この動画は相鉄線が都内へ開通したことをPRするための動画ですが、ひとつの芸術作品のような趣を感じる人もいるのではないでしょうか。
これほど趣向を凝らした事例を真似できるのは限られた企業ですが、認知拡大のために作られた動画という点では参考になる部分も多いはずです。
株式会社ベルク
最後に紹介するのは、採用動画の事例です。
大学生であろう主人公が就職活動に苦戦するなかで、ふと立ち寄ったスーパーに元気をもらうという動画です。
バズを起こすのに重要な要素のひとつに「共感」があります。
この動画でもターゲットユーザーである新卒学生たちが感情移入しやすい仕掛けが施されており、YouTubeでは150万回以上も再生されています。
どの企業にも真似しやすい事例なので、ぜひ参考にしてください。
今流行りの動画マーケティングまとめ
動画マーケティングの成功事例でも挙げたとおり、現在の動画マーケティングのトレンドとして、インタラクティブ動画(触れる動画)があります。
従来のコンテンツマーケティングは一方通行なものでしたが、インタラクティブ動画の登場により、視聴者を巻き込んだマーケティングが可能になりました。
動画マーケティングのトレンドは、短いスパンで急速な変化を遂げています。
トレンドを押さえた施策を打つことで、売上につながる商材やサービスも多いので、マーケティング担当者は最新のトレンドに触れておくべきです。
ただ多くの人が日々動画に触れているとはいえ、実際の施策に落とし込むのは難しいという人がほとんどでしょう。
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