1日何回がベスト?インスタグラムの効果的な投稿方法を解説

トピカ編集部

スマホを操作している女性

インスタグラムに投稿する時に気を付けるべきポイントがいくつかあります。より効果が生まれやすい投稿術をご紹介します。

サービスや商品の認知拡大のためにインスタグラムを運用している企業も多いでしょう。ですが、せっかくいいコンテンツを投稿しても効果的なハッシュタグや投稿時間でなければ多くのユーザーにリーチすることができません。

そこで今回は、インスタグラムの投稿に必要不可欠な知識や投稿方法をご紹介します。

最適な投稿回数はアカウントの目的やターゲットによって異なります。ぜひ一度、自社の投稿頻度が最適化どうか診断してみてはいかがでしょうか。

\企業のSNSを無料診断!

 

投稿の積み重ねがインスタアカウントの成長につながる

右肩上がりのグラフ
まずはじめに覚えておいてほしいのが、インスタグラムは一朝一夕ですぐに成果がでるものではないということ。コツコツと投稿を継続することで、見込み客が集まるアカウントへと成長させていく、という考え方が必要です。

インスタグラムには「通常投稿」「ストーリーズ」「IGTV」の3種類の投稿方法がありますが、どれかひとつに偏った運用は、あまりインスタグラムに歓迎されないシステムになっています。

つまり、3種類をまんべんなく使い分ける必要があるのです。インスタグラムをメディアのひとつとして捉え、ターゲットユーザーが面白いと思ったり、好きと共感するコンテンツを投稿していく。それを継続することでオリジナルの世界観が生まれ、そこに共感したフォロワー=見込み客が集まります。

そうして集まったフォロワーを『【可能性大!】インスタグラムがビジネスで活用できる理由を解説』でも説明した“入口商品”へとつなげていくのです。

フィードの基本ルールを理解しよう

インスタグラムを運用するうえで覚えておかなければならないのが「フィードの仕組み」についてです。「フィード」とは、インスタグラムにアクセスした際、フォローしたアカウントの通常投稿が縦並びに流れてくる場所のことです。

インスタグラムのフィードには、フォローしているアカウントとの関係性など、様々な情報に基づいて個人に最適化された投稿が表示されるようになっています。

以前は、フォロワーしたアカウントの投稿が時系列で流れていましたが、ユーザーの利便性を考え、現在のような形にアップデートされました。

フィードは3つの基準で分けられる

インスタグラムのフィードは主に3つの基準によって投稿がランク付けされています。

・リレーションシップ(関係)
・インタレスト(関心)
・タイムレス(新しさ)

ひとつずつ見ていきましょう。

リレーションシップ

「リレーションシップ」は、フィードの持ち主であるユーザーがフォローしている投稿者とどれだけ親しいかの基準です。

投稿にコメントした(された)、写真んいタグを付けた(付けられた)、DMでメッセージのやり取りをしているなど、過去にインスタグラム上で多くリアクションや対話をして関係が深い人ほどランクが高くなり、優先的に表示されます。

インタレスト

いいね数の多い投稿、つまり、多くのユーザーが関心を持つ投稿は、優先的に表示されやすいという基準です。いいねやコメントなどによるエンゲージメント数や、DMやストーリーズでシェアされた数などによって判断されます。

いいねが10件しか付いていない投稿よりも、いいねが100件付いている投稿の方が、「多くのユーザーの興味・関心を集めている投稿だ」と判断されるため、いいねが多く付いている投稿の方が優先的に表示されやすくなるということです。

タイムレス

こちらはその名の通り、新しいコンテンツの方が優先されるという基準です。

インスタグラムのフィードは主にこの3つの基準によって優先度が決まります。ただし、ここでお伝えしているフィードの仕組みは「通常投稿」についてのフィードです。

ある調査によると、ストーリーズのフィードに関しては「タイムレス」と「リレーションシップ」の2つが関係していると言われています。通常投稿の上部に並んでいるストーリーズのうち、左側にくるストーリーズが関係値が高い、かつ新しいストーリーズだということです。

また、この3つの基準はフェイスブックの「エッジランク」と呼ばれる仕組みとほとんど同じとも言われています。

エッジランクは「親密度×重み×経過時間」の組み合わせで優先度が決められています。インスタグラムに置き換えてみると「親密度=リレーションシップ(関係)」、「重み=インタレスト(関心)」、「経過時間=タイムレス(新しさ)」となります。インスタグラムの親会社はフェイスブックになるので、同じような基準になっているのでしょう。

「エッジランク」に関してはこちらのサイトにて詳しく解説されています。

基本ルール以外のルールも要チェック

ショッピング機能

積極的なアクションを起こす

インスタグラムに限らず、フェイスブックやTツイッターでも同じですが、積極的にアクションを起こしているユーザーの投稿は優先される可能性が高いです。

具体的には、定期的にアプリを起動し、フォローしているユーザーの投稿にいいねやコメントをする。そのうえで自分自身の投稿も積極的に行なっていくといいでしょう。

視聴時間が長い投稿は重視される

ユーザーの視聴時間が長い投稿は重要視されやすくなり、他の投稿や類似の投稿も優先的に表示されやすくなるという仕組みがあります。

「じゃあ画像より動画のほうがいいの?」と思われる方もいるでしょう。必ずしもそうではありません。というのも“画像の視聴時間”ではなく“投稿に対する滞在時間”としてカウントされるからです。つまり、画像1枚よりも、複数枚の画像で投稿したほうが、1枚目⇨2枚目⇨3枚目と見られるため、滞在時間も自ずと長くなります。

動画ももちろん効果的です。途中で飽きられないようコンテンツを工夫すれば、滞在時間を大幅に伸ばすことができるでしょう。投稿文を工夫するのもひとつの手です。A/Bテストを行いながら、滞在時間がより長くなる施策を見つけてみてください。

定期的な投稿が好まれる

インスタグラムは頻繁な投稿を理由にアカウントの評価を下げたりはせず、定期的な投稿を好むと言われています。だからといってバンバン投稿すればいいというわけではありません。

インスタグラムユーザーは目が肥えているため通常投稿、ストーリーズ、IGTVもある程度の質を求めます。相応のクオリティを保ちながら1日に何回も投稿するのが難しい場合は投稿スケジュールをあらかじめ決めておきましょう。

ハッシュタグの数について

ハッシュタグについては、これまでも「7個が最も拡散する」「11個が効果的」などさまざまな説がありましたが、インスタグラムの運営側は「ハッシュタグが多いなど、特定のアクションを理由にユーザーの投稿を隠すようなことはない(優先順位を下げたりはしない)」と公式に述べています。

ハッシュタグの数がフィードの優先順位に影響しないのであれば、ハッシュタグの数だけユーザーに見てもらえる可能性が増えるということになります。ちなみに、ハッシュタグの上限数は30個です。

こちらの画像はハッシュタグが上限を超えるとどうなるのかを検証したものです。

上限までハッシュタグを付けたものは正常に表示されています。
インスタグラム ハッシュタグ30個
ですが、30個を超えるとハッシュタグが表示されなくなっています。
ハッシュタグ 31個

ハッシュタグがうっかり30個を超えないように気をつけましょう。

ハッシュタグの付け方にもコツがあります。詳しくは『【完全攻略】Instagramのハッシュタグの効果的な付け方と選び方』にて解説しているので、ぜひチェックしてみてください!

まとめると

  • 積極的にアクションを起こしているユーザーの投稿は優先されやすい
  • ユーザーの滞在時間が長い投稿ほど重要視される
  • 頻繁な投稿を理由にアカウントの評価は下がらない
  • ハッシュタグが多いなどの理由でユーザーの投稿が隠されることはない

ということになります。これらを意識しながら運用してみてください。ここまではフィードに関する情報をお伝えしました。ここからは投稿時間や1日のベストな投稿回数など具体的な部分を詳しく解説します。

インスタのベストな投稿時間はいつ?

インスタグラムはビジネスプロフィールに切り替えると、フォロワーの詳細(男女比やアクディブな時間など)を確認できる「インサイト」という機能を使うことができます。設定方法は『【徹底攻略】 Instagramインサイトを使いこなせ!最大の効果を引き出す分析術』にて説明しています。

こちらは自社が運営する男性向け料理動画メディア「GOHAN」のインサイトになります。
インスタグラムのインサイト

画像からも分かるとおり、21時が特に高くなっています。ということは、インサイトの情報を考慮すると21時あたりを狙って投稿するのが一番効果的ということになります。また、インスタグラムは21時からアクセスする人が増え始める特徴があるのも理由のひとつでしょう。

ただし、インサイトの情報に必ずしも合わせる必要はありません。料理系であれば、お腹が空いていそうな12時や18時を狙ってもいいでしょう。GOHANも18時に投稿しています。

扱っている商材やターゲット、目的などに合わせて投稿するタイミングを決めていくといいでしょう。

通常投稿は2〜3日に1回がベスト

先ほど、インスタグラムは頻繁に投稿してもアカウントの評価が下げられることはないとご説明しました。では週に何回くらいの投稿がベストなのでしょうか。

ある程度クオリティが高くなければインスタグラムのユーザーは反応してくれません。それなりのクオリティを担保しながら毎日投稿を続けるのは投稿者の負担も大きくなります。

フィードの仕組みや投稿者への負担などを考慮すると、「2日に1回」程度がベストだといえます。1週間で2回、できれば3回ほど通常投稿を行うようにしてください。

ストーリーズは1日1回以上

インスタグラムストーリーズ
ストーリーズは下に連なっていく通常投稿とは違い、何度投稿しても画像赤枠のアイコン内に投稿が溜まっていくので、投稿回数を増やしても鬱陶しいと感じられることが少ないといえます。そのため、ストーリーズは1日1回以上の投稿をおすすめします。

人は何度も目にするものに親近感を感じ、回数が増えるごとにより親近感も増していくと言われています。これを「ザイオン効果」と呼びます。親近感の強さが本来の目的である“入口商品”への誘導に大きく作用します。

ストーリーズを投稿することで、自分のアカウントのアイコンが通常投稿のフィードとは別枠の上部のフィードに上がってきます。たとえストーリーズを見てもらえなかったとしてもアイコンが視界に入ることでザイオン効果が期待できるのです。

とはいえ、闇雲になんでも投稿すればいいというものではありません。では一体どれくらいの投稿頻度がベストなのでしょうか。

ある企業が行なったアンケート調査によると、1日に3〜7回ほどであれば許容範囲内だという意見が多かったそうです。特別な理由がないがギリ、ストーリーズの投稿は7個前後になるよう調整することをおすすめします。

【まとめ】投稿ルールを決めて効果的な投稿をしよう!

投稿する際に気を付けるべきこと、より効果的な投稿方法についてご説明しました。これらを踏まえたうえでルールを決めて適切な運用を行なっていただければと思います。

また、インスタグラムの運用に関しては、当社(株式会社トピカ)でもご相談を承っております。

・フォロワー数や動画再生数が伸び悩んで困っている
・やりたいことはあるが、運用ノウハウがない
・リソースがないので運営代行してほしい

といったお悩みやご要望にも無料でご相談にのることも可能です。お気軽にお問い合わせください!

\企業のSNSを無料診断!