近年は、TikTokを中心としたSNSで稼ぐインフルエンサーが急増しています。 「好きなことで有名になりつつ稼ぐ」という生活スタイルは、だれもが憧れてしまうものですよね。 TikTokはインフルエンサーの収益化システムに…
近年は、TikTokを中心としたSNSで稼ぐインフルエンサーが急増しています。
「好きなことで有名になりつつ稼ぐ」という生活スタイルは、だれもが憧れてしまうものですよね。
TikTokはインフルエンサーの収益化システムに力を入れており、もっとも稼ぎやすいSNSの1つとして人気です。
本記事では、TikTokで収益化する方法や条件を紹介しています。
個人だけでなく企業が収益化するための方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
TikTokで収益化する5つの仕組み
TikTokは収益化するための機能を豊富に用意しています。
数年のうちに日本版に実装された機能や、海外の一部地域でテスト実装されている機能などがあり、TikTokの収益化は今後も活発になっていくでしょう。
ここでは、TikTokインフルエンサーとして稼ぐための方法を5つ紹介します。
広告収益を分配する新機能「Pulse」
「Pulse」は、2022年5月に発表された新しい広告サービスです。
上位4%の動画の後に広告を表示する仕組みで、海外の一部地域のみでテスト実装されています。
広告主は広告を表示させるコンテンツを上位4%の動画に限定できるため、多くのリーチ獲得やブランド保護に繋がります。
上位4%かつPulseに参加したクリエイターに広告収益の50%が分配される予定で、条件さえクリアできれば大きな収益が期待できるでしょう。
投げ銭を換金する
TikTokでは、以下2種類の投げ銭(ギフト)も収益化方法の1つです。
•ライブ配信への投げ銭
•通常動画への投げ銭
ライブ配信アプリと同様に、配信中の有料ギフトに応じて報酬を獲得できますが、還元率は公開されていません。
ギフティングで獲得する報酬はダイヤモンドと呼ばれており、ダイヤモンドを換金することで現金が手に入ります。
日本では投げ銭文化が浸透していないため、すぐに収益化するには難易度が高い手段です。
インフルエンサーとして企業案件を受ける
企業案件はインフルエンサーのメインとなる収益化方法です。
案件の種類は大きく分けて2つあります。
•成果報酬型
•PR報酬型
成果報酬型は商品やサービスが購入されなければ1円にもなりませんが、たくさん購入されれば収益は跳ね上がります。
PR報酬型は紹介するだけで収益が発生しますが、たくさん売れたとしても報酬額は変わりません。
どちらにしても、企業から依頼をもらえなければ収益化できない「待ち」の手段なので、フォロワー数や動画でアカウントに魅力を持たせることが大切です。
アフィリエイトで商品を買ってもらう
アフィリエイトは、先ほど紹介した成果報酬型の広告です。
企業の成果報酬案件との違いは、自分で紹介したい商品やサービスを選べることです。
広告主とユーザーを繋ぐサービス(ASP)に登録すれば、登録されている商品の中から自由に収益化用のリンクを発行できます。
企業案件は「待ち」の手法でしたが、アフィリエイトは自発的に稼ぐ「攻め」の手法といえます。
自分の商品を販売する
TikTokから自分の商品に誘導するインフルエンサーも増えています。
近年は、インフルエンサーのアパレルブランドや化粧品など、個人で商品を作って販売する「P2C」という手法がトレンドです。
インフルエンサーになり自分が求めていた商品を作って販売する。
これまでは企業にしかできなかったことが個人でもできるようになりつつあるので、インフルエンサーの収益化方法として検討してみてください。
TikTokで収益化する条件
TikTok内の機能を使って収益化するためには、定められた条件をクリアしなくてはいけません。
TikTokがインフルエンサー向けに提供している収益化機能は以下の3つです。
•Pulseによる広告収入
•TikTok LIVEの投げ銭
•通常動画への投げ銭
それぞれの条件を達成したとしても、全員が収益化できるわけではありません。
TikTok内で稼ぐためには公式に認められなければいけないので覚えておきましょう。
Pulseによる広告収入
先ほども紹介したように、Pulseは海外の一部地域でテスト実装されている機能で、収益化の条件は公開されていません。
2022年5月に公開されたPulseの収益化条件は以下の通りです。
•フォロワー10万人以上
•TikTokの上位4%の動画を作成する
•最高レベルのブランド適合性を備えた検証済みコンテンツ
条件を満たしている人全員が収益化できるわけではありません。
テスト実装中のサービスなので、今後条件が変更されることも考えられます。
また、2022年7月現在までに公開された情報では、クリエイターからの収益化申請には対応していないので注意しましょう。
TikTok、クリエイターに収益分配の新広告サービス「Pulse」(https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2205/05/news031.html)
TikTok LIVEの投げ銭
すべてのユーザーがTikTok LIVEの投げ銭を受け取れるため、ライブ配信からの収益化には特別な条件は必要ありません。
しかし、投げ銭の受け取り機能をONにしておかないと投げ銭自体を受け取れないため注意しましょう。
投げ銭の受け取り設定は「設定>ギフティングの受け取り」で変更できます。
初期設定ではONになっていますが、ライブ配信する前にチェックしておくのがおすすめです。
TikTokの動画ギフト
TikTokは、通常の動画投稿にも投げ銭できるようになっています。
動画ギフトから収益化するための条件は以下の通りです。
•Creator Nextプログラムに参加している
•20歳以上
•フォロワー数1000人以上
•アカウント開設から30日以上
•TikTokのコミュニティガイドラインや利用規約に違反していない
•ビジネスアカウントでない
2022年7月現在は、日本版TikTokからCreator Nextプログラムに参加できないため、動画への投げ銭では収益化できません。
海外では実装されている機能なので、日本版で実装されることを見越して今のうちから条件を満たしておくとよいでしょう。
TikTokで稼ぐために意識すること
先ほども紹介しましたが、TikTokで収益化するための主な手段は企業案件や商品販売です。
投げ銭から収益化するためには自分のファンが必要なので、まずはインフルエンサーとしての力をつけることを意識しましょう。
ここでは、TikTokで稼ぐ事前準備として必要なことを紹介します。
TikTokマーケティングについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
TikTokのマーケティング方法(https://lab.topica-works.com/archives/4684)
動画のコンセプトを統一する
インフルエンサーとして力を付けるためにはフォロワーの獲得が必須です。
「継続的にみたい」と思われなければフォローされないため、アカウントや動画に興味づけする項目をつくらなくてはいけません。
•一定のジャンルやコンセプトに絞って発信する
•シリーズ物で興味付けする
•動画編集にこだわる
上記のように、自分なりのフォロワー獲得戦略を練ることが大切です。
戦略の中でこだわりのポイントを作れば、動画のコンセプトが統一され魅力的なアカウントになります。
継続的に発信する
TikTokに限らず、継続的に発信しなければファンは増えていきません。
ただし、TikTokは自動でおすすめ動画を表示してくれる「レコメンド機能」を採用しているため、ほかのSNSよりもたくさんの人にコンテンツをみてもらえる仕組みになっています。
自分を知ってもらう機会が増えるほど、フォローやファンを獲得しやすくなります。
TikTokは、長期的に発信していくSNSとしてもおすすめです。
フォロワーとコミュニケーションを取る
個人で収益化するためには、商品販売や投げ銭を含め、ファンの方に大事なお金を使ってもらわなくてはいけません。
つまり、フォロワーと信頼関係を築くことも収益化に直結する重要な項目なのです。
フォロワーから信頼されるインフルエンサーになるためには、ほかのSNSやDM、コメントを使いこなして積極的にコミュニケーションを取る必要があります。
フォロワーから信頼されていれば、ライブコマースや動画ギフトといった今後実装予定の機能でも収益化しやすくなりますよ。
企業がTikTokで収益化するために必要なこと
TikTokをマーケティングに活用することで、露出を増やすことによるPR効果や自社商品の販売促進が期待できます。
しかし、1からアカウント運用するためには膨大な時間とリソースを注ぎ込まなくてはいけません。
TikTokを活用した短期的な収益化を目指している場合には広告運用がおすすめです。
TikTokの広告には以下の3種類があります。
•ハッシュタグチャレンジ:タイアップ企画
•起動画面広告:アプリ起動時に表示
•インフィード広告:おすすめ投稿に表示
広告を出稿することで成果を早められます。
インフルエンサーへの依頼もトレンドですが、人選やクリエイティブの作成は難易度が高く安定感がないため、まずは広告運用しつつユーザーの趣向を探っていきましょう。
TikTok広告について徹底解説(https://docs.google.com/document/d/1OfFYCoI0UiTse_H7pb1zE34DpsBkU29A5vAbQwPuf4I/edit?usp=sharing)
まとめ:TikTokで収益化できるように事前準備しておこう
本記事では、TikTokで収益化するための方法や条件について詳しく解説しました。
インフルエンサーが活躍するようになり、TikTokを使って稼ぐ手段も徐々に増えてきています。
2022年7月現在は、企業案件やアフィリエイトによる収入がメインですが、海外ではTikTok内で収益化する手段がいくつもテスト実装されています。
今後は日本でもTikTok内で収益化できる仕組みが実装されると考えられるので、来るべき日に向けて着々と準備を進めておきましょう。
インフルエンサーとして力をつければ、仮にTikTokで収益化できる機能の実装が遅れたとしても、別の手段で稼げるようになりますよ。