今話題のTikTokを活用した集客手法とは?

服部莉奈

編集用 集客方法

TikTokは15秒〜3分ほどの短尺動画に特化したアプリです。 2022年現在、TikTokを集客に使う企業も多く、その数は年々増加しています。 上記のような背景もあり、自社でも導入を進めようとお考えのマーケティング担当…

TikTokは15秒〜3分ほどの短尺動画に特化したアプリです。

2022年現在、TikTokを集客に使う企業も多く、その数は年々増加しています。

上記のような背景もあり、自社でも導入を進めようとお考えのマーケティング担当者は少なくないでしょう。

そこで本記事では、TikTokを活用した集客の方法やメリット、実際の事例を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

\TikTokをもっと伸ばしたい!

 

なぜ?TikTokを活用した集客が注目される理由

TikTok
TikTokを集客に活用する方法に入る前に、なぜTikTokを活用した集客が注目されるのかについて触れておきます。

背景を知っておくことで、TikTokマーケティングへの理解度が上がるので、ぜひ確認しておきましょう。

コストをかけずに集客が可能

TikTokでの集客が軌道に乗れば、コストをかけずに集客できるようになります。

アカウントの運用にリソースを割く必要があるので、実際のコストがゼロというわけではありませんが、広告出稿費用という意味では限りなくゼロに近いです。

SNS経由の集客にはコンテンツマーケティングの知識が必須ですが、潜在層への拡散力が高く、他の集客チャネルと比較しても費用対効果は抜群です。

流行りに敏感な若い世代のユーザーが多い

TikTokのメインユーザーは、流行に敏感な若年層です。

特にZ世代と呼ばれるような、1990年代中盤以降に生まれた世代が中心で、彼らの興味関心を惹くようなコンテンツが多く見られます。

つまりTikTokを活用することで、若年層に効率的にリーチできるわけです。

TikTok集客の2つの手法

TikTok 手法
TikTokの集客には、大きく分けて2つの手法が存在します。
それぞれにメリット・デメリットがあるので、確認しておきましょう。

公式アカウントを運営する

一つ目は自社アカウントを運営することで、集客を狙う方法です。

メリットは大きく分けて以下の2つ。

・集客コストが低い
・中長期的なファンがつきやすい

一つ目のメリットは、基本的にコストがかからないことです。

TikTokをはじめとした、SNSは基本的に無料で利用できます。

二つ目のメリットは中長期的なファンがつきやすいことです。

TikTokはアカウントを運用していくことで、徐々にファンがついてきます。

一度ファンになってくれた人は、リピーターとして自社のサービスを利用してくれる可能性が高く、中長期的な売上にも大きく影響します。

一方のデメリットは、大きく分けて以下の2つです。

・成果が出るまでに時間がかかる
・運用しつづける必要がある

どのSNSにも共通することですが、成果を出すまでには一定の期間が必要です。

とはいえ、TikTokは他のSNSに比べると、フォロワーが少ないうちでも拡散されやすいという特徴があります。

広告を出稿する

TikTokの集客における二つ目の手段は、広告です。

費用こそかかりますが、さまざま場面で有効な手段といえるでしょう。

広告の具体的なメリットは以下です。

・ターゲティング精度が高い
・即効性がある

TikTokは月間10億人以上のアクティブユーザーがいるSNSです。

ユーザーに関する膨大なデータを保有しており、広告を最適化しやすいプラットフォームといえるでしょう。

具体的には以下のような情報を保有しています。

・性別・年齢
・居住地域・言語
・興味関心
・通信環境

上記の情報をもとに広告を配信できるので、精度の高いターゲティングが可能です。

二つ目のメリットは即効性です。

広告の最大のメリットは、配信してすぐに成果がでることです。広告経由で流入が発生するので、それほど運用の手間もかかりません。

TikTokユーザーには無目的に回遊している人が多く、他のSNSよりも配信した広告も見てもらえる可能性も高いです。

またコメントが可能なうえに、コンテンツをシェアができるようになっているので、二次拡散が見込めるのもメリットでしょう。

三つ目は課金方式が変更できることです。

TikTokの広告は課金方式が異なります。

クリック課金やインプレッション課金など、表示やクリックに対して課金される広告もあれば、一定時間以上の再生がトリガーとなって課金される広告もあります。

事前のリサーチこそ必要ですが、費用対効果がもっとも良いであろう課金方式を選べるのは大きなメリットです。

デメリットについても言及しておきます。

具体的なデメリットは以下の二つです。

・コストがかかる
・クリエイティブに効果が依存する

TikTok広告を利用するには、当然ながらコストがかかります。

広告の種類によって料金が異なるので、どの広告を利用するのか検討する必要もあるでしょう。

またクリエイティブに効果が依存してしまうのも、デメリットです。

ユーザーはクリエイティブに興味を持って、広告をクリックします。

つまり、クリエイティブがイマイチだと、成果が挙がらずにコストだけを垂れ流すことになります。

ただ、TikTok広告は課金方式を変更できるので、ある程度の調整が可能です。
再生課金型の広告を活用すれば、無駄なコストも最小限におさえられるでしょう。

また現在は運用型広告が普及しているので、効果のないクリエイティブは変更したり、ターゲットごとにクリエイティブを使い分けたりすることもできます。

TikTok集客の手順

次はTikTokで集客をするためのステップについて解説します。
基礎的な部分ですが、大事なことなので押さえておきましょう。

ビジネスアカウントに登録する

TikTokで集客をするには、ビジネスアカウントへの切り替えが必要です。

理由としてはプロフィールにリンクを貼れるようになったり、視聴時間などPDCAを回すために必要な情報を確認できるようになったりするからです。

メリットについてもう少し具体的に知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
https://lab.topica-works.com/archives/3789

インスタグラムや自社サイトなどへの導線を設置する

前述のとおり、ビジネスアカウントへの切り替えを行うことで、プロフィール欄にリンクを貼れるようになります。

InstagramなどSNSのリンクや、自社サイトへのリンクを貼ることで、TikTok経由の流入が発生します。

バズりやすいコンテンツを作成する

TikTokの特徴のひとつとして、フォローの数に左右されないことがあります。

バズる動画が作れれば、充分に集客効果が見込めるでしょう。

とはいえバズりやすい動画とは一体どんな動画なのか……動画をバズりやすくするには、以下のような工夫が必要です。

・見返したくなる動画を制作
・最後まで見たくなる動画
・バズりやすいジャンルで投稿する

見返したくなる動画を作成することで、再生時間の増加が見込めます。

TikTokのアルゴリズムは公開されていませんが、長時間見られている動画はおすすめに表示されやすい傾向があることは確かです。

見返したくなる動画であるとと同時に、最後まで見たくなる動画であることも重要な要素です。

動画を最後まで見てもらうことで、視聴時間が伸び、視聴感両立も上がり、いいねやコメント数も伸びやすくなるでしょう。

いいねやコメント数が多い動画は、エンゲージメントが高いと判断され、おすすめ動画にも載りやすくなります。

またバズりやすいジャンルで投稿することも有効です。

チャンネルのテーマは統一する必要がありますが、動画ごとにバズりやすいジャンルに関連した動画を投稿することで、より多くのユーザーに見てもらえる可能性が高まります。

またそれ以上に重要なのが動画の構成やフォーマットです。
ユーザーが驚くようなギャップを演出したり、流行りの楽曲で興味を惹くのも良いでしょう。

TikTok集客での成功事例

ここからはTikTok集客の成功事例を紹介します。
さまざまなタイプの事例があるので、自社に近い事例がある場合はぜひ参考にしてみてください。

ドミノピザ

ドミノピザ
ドミノ・ピザのCEO、ジョシュア・キリムニックが審査に携わったキャンペーンの事例です。

「#ドミノチーズ100万」というハッシュタグで行われたキャンペーンで、より商品の魅力をPRできたクリエイターには「最高チーズ責任者」の称号と100万円が贈呈されます。

高額の報酬が設定されていたことに加え、インフルエンサーを起用した認知拡大も相まって、多数のUGCが生成されました。

結果的に新商品の知名度と売り上げのアップにも成功。
実際のデータは定かではありませんが、参考になる事例であることは間違いありません。

参考:https://www.dominos.jp/cco

三和交通

代表の吉川永一氏の主導で進められたSNS戦略が功を奏し、ユニークな動画でバズを起こしている、三和交通のTikTokです。

軽快なリズムの音楽に合わせて、年配の男性たちがダンスを踊る姿が若者たちの心をガッチリとつかみました。

主に採用面で効果が出ているようで、全国のドライバーの平均年齢が60歳と言われるなか、三和交通のドライバーの平均年齢は49歳と若いドライバーの採用に成功しています。

この事例からもSNSの影響の大きさが感じられます。

参考:https://toyokeizai.net/articles/-/408394?page=5

apres_jour

ZOZOTOWN限定ブランド「apres jour(アプレスジュール)」。2022現在、6万人近いフォロワーがいます。

「ZOZOで買えるプチプラ服」で、若年層でも購入しやすく、TikTokと親和性が高い商材です。

人気の楽曲やダンスをフル活用したコーディネート動画がウケており、Z世代の心をつかんでいます。

またハッシュタグも有効活用しており、より多くのユーザーにコンテンツを届けようという工夫が見て取れます。

中央大学商学部

中央大学商学部のアカウントです。

コンテンツフォロワーは7,000人以上。教授や大学職員・学生と幅広い人物が登場します。

授業内容についての動画もあれば、肩の力を抜いたユニークなコンテンツもあるので、さまざまな楽しみ方ができます。

中にはマリオのコスプレをした教授がトランポリンで跳ぶ動画などもありました。
TikTok 中央大学商学部
https://www.tiktok.com/@commerce1909/video/7002568048854977793?is_from_webapp=1&sender_device=pc&web_id=7025820998529009154

これから大学生となる10代半ばから後半の若者に響くコンテンツがあるので、志願者数の増加にもつながるでしょう。

川崎ブレイブサンダース

有名IT企業のDeNAの子会社、株式会社DeNA川崎ブレイブサンダースが運営するバスケットボールチームのTikTokです。

Bリーグ所属クラブとして初の10万人を達成しており、スポーツチームとしては「読売ジャイアンツ」に次ぐフォロワー数のアカウントです。

試合中の選手たちの動画が中心ですが、バスケットに興味がない人でも楽しめる動画が多く、ライブ配信なども行っています。

2022年2月には10万人突破を記念して、試合観戦チケットが当たるキャンペーンを開催しました。

まとめ

TikTokを戦略的に伸ばすには、ノウハウが必須です。

ただ、この記事を含めインターネット上のノウハウを拾っても、なかなか実践するのは難しい……

そんな人も多いのではないでしょうか。

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