TikTokでより多くの動画を視聴してもらうためにはフォロワーの獲得が欠かせません。今回はフォロワーを増やすうえで重要な「トレンドハッシュタグ」や「楽曲選び」について解説します。さらにインサイト(分析機能)の使い方も合わせてご紹介します。
目次
どんな曲を使えばいい?
TikTokで視聴回数を伸ばすには「楽曲選び」が重要です。
アプリ内には邦楽や洋楽、最新のK-POPやオリジナル音源など豊富な楽曲が用意されており、誰でも自由に使うことができます。しかし、何百万曲と豊富すぎるがゆえにどの楽曲を使えばいいのか分からない…という人も多いのではないでしょうか?
ここからは楽曲や音源をどのように選べばいいのかを解説します。
結論から言うと、楽曲は「今現在流行っている楽曲」もしくは「これから流行るであろう楽曲」を使用するのがおすすめです!
TikTokの楽曲は大きく分けて2つ
おすすめする理由を語る前に、そもそもTikTokの動画の楽曲は、大きく分けて2つに分けられます。
1.アプリ内に用意されている楽曲(登録されている楽曲)
2.オリジナルの楽曲(登録されていない楽曲)
※ここでいうオリジナル楽曲は投稿者自身のオリジナル楽曲です。他人のオリジナル楽曲は含みません。
そしてアプリ内に用意されている楽曲の方が、オリジナルの楽曲よりも「今現在流行っている楽曲」、「これから流行るであろう楽曲」になりやすい傾向にあります。
つまり、楽曲はアプリ内に用意されている楽曲を使い「今現在流行っている楽曲」もしくは「これから流行るであろう楽曲」を見極めることが重要です!
なぜ、この方法をおすすめするかというと、“たくさんの人に見てもらえる可能性が高くなる(おすすめに載りやすい)”からです。
ただし、デメリットとして競争倍率が高いため他の動画に埋もれてしまう可能性が高いです。
しかし、それ以上に露出が増えるメリットの方が大きいため、特にフォロワーが少ない人におすすめです!
オリジナルの楽曲でバズると一本の動画で爆発的にフォロワーは増えますが、この方法は非常に難しいうえに運の要素も高く、確実性に欠けるのであまりおすすめしません。
著作権違反に注意して
最後に注意点ですが、著作権の取り扱いには十分に気をつけましょう。
アプリ内に登録されている音源は著作権を気にせずTikTok内で自由に使用できますが、登録されていない楽曲を使用する場合は、著作権フリーのものや、自分自身のものであるかを確認して著作権違反にならないようにしましょう。
詳しくは「TIKTOKサービス規約」を参照してください。
トレンドハッシュタグで上位を狙う
TikTokにもインスタグラムやツイッターと同様にハッシュタグ機能が付いています。
下部メニューの「トレンド」から今流行っているハッシュタグが付いた動画を一覧で確認できます。このトレンド覧に掲載されることでさらに多くのユーザーに見てもらえる確率が上がります。
特にトレンドハッシュタグの上位に表示されると、本来興味のないユーザーも見る機会が増えるので再生回数とハート(いいね)、さらにはフォロワーが段違いに増えます。
では、トレンドハッシュタグに載るためにはどのような対策が必要なのでしょうか。ポイントを見ていきましょう。
トレンドハッシュタグに載るポイント
トレンドハッシュタグには、“上位表示しやすい”ものと“しにくいもの”があります。また前提として、表示順位は基本的にハート(いいね)の数が多い順に並んでいます。
例外として、そのハッシュタグを盛り上げるためにTikTok厳選ユーザー(厳選クリエイター)や企業のアンバサダー、芸能人などを起用して、参考動画のようなものを上位に固定するといったこともあります。
といっても、人気のTikToker(ティックトッカー)たちの平均ハート(いいね)の数は高水準なので、彼ら彼女らが上位をほぼ占めています。
フォロワー数が少ないアカウントを上位表示させるには、まだ参加人数が少ないハッシュタグを選ぶことで、先行者になって先手を打つことです。
また、上から順番にハート(いいね)の数値をみて、「ギリギリ6番目に入れそうだな」というハッシュタグを見つけることも大切です。少なくとも9番目(画像赤枠内)までは見てもらえる可能性が高いでしょう。しかし、それ以降は飛ばし飛ばしで見られるため、見られる可能性はグッと下がります。
補足ですが、上位表示を狙えそうにないハッシュタグの動画でも投稿することで「おすすめ」に載る可能性が高くなります。
顔出ししたほうがいい?
「TikTokで有名になりたい!」でも顔出しはしたくないという人も多いのではないでしょうか?
TikTokで顔出しはした方がいいのかについて、現在活躍しているTikTokerを参考に見ていきましょう。結論から言うと、顔出ししている方がフォロワーが増えやすく、コアなファンが付きやすいです。
国内のTikTokの総フォロワー数ランキングTOP50では、顔出ししている人は42人(84%)です。ちなみに、ペットが2アカウントランクインしているので、顔出ししていないのはわずか6人です。
このことから、顔出しした方がフォロワーはファンが付きやすいことが分かります。なので、できるだけ早くフォロワーを獲得したい場合は顔を出した方がいいと言えます。
ただ、顔出しをすることは必須ではありません。顔出しすることなく、TikTok厳選ユーザー(厳選クリエイター)として活躍する人や、コアなファンが付いているアカウントは少なくありません。
国内で人気のTikTokerについては『有名な人はどんな人?TikTokの人気クリエイター集!』にてご紹介しています。こちらも合わせてチェックしてみてください!
顔を出さない場合はキャラ作りが重要!
顔出しをしていないにも関わらず人気のあるアカウントには必ず共通点があります。それは何かしらの特徴・キャラクターとなるものがあるということです。
バーソロミュー・ブック
例えば、料理系TikTokerでは断トツのフォロワー数の約120万人を誇る『バーソロミュー・ブック』。
彼は顔出しはしていませんが、「黒い手袋をして川で美味しそうな料理を作る」という代名詞やキャラクターが根付いています。
仮メンタリスト える
他にも、恋愛系心理学系動画を投稿している『仮メンタリスト える』。
彼は特徴的な仮面にフードをかぶっており、「仮面を被って恋愛心理学を教えてくれる人」という代名詞、キャラクターが根付いています。
この様に顔出ししない場合は、特徴的な見た目と専門的な分野(料理系、教育系、音楽系など)を組み合わせると伸びやすい傾向があります。
テンポ感を意識して動画を作ろう
TikTokといえば、15秒の短い動画というイメージが強いかと思います。一応、60秒までの動画を投稿することも可能です。
以前は一定の条件をクリアしなければ60秒動画を投稿することができませんでしたが、現在は誰でも60秒動画が投稿可能です。
ですが、60秒動画はあまり見かけません。その理由はテンポ感が早い動画が好まれるからです。
ほとんどの動画が15秒で構成されているため、そこへ60秒の動画が入ってくるととても長く感じてしまい途中で離脱してしまうのです。結果として最後まで見てもらえなくなり動画の評価が低くなります。評価が低いと「おすすめ」にも掲載されづらくなります。
もちろん、60秒でも適度にユーザーの心を揺さぶることで退屈させない動画であれば問題ありません。60秒動画は様々なハードルを乗り越えないといけないので、初心者にはおすすめしません。
では、適切な動画の長さはどれくらいなのか?答えは、15〜30秒程度です。
人気な動画のほどんどは15〜30秒の範囲に収まっています。動画の長さはジャンルによって平均的な長さがことなるので、自分と同じジャンルの人気な人の動画の長さを参考にしてみるといいでしょう。
分析にフル活用!TikTokでインサイトを使うには?
TikTokにもインサイト機能が備わっています。ここではインサイトを使うための登録手順をご紹介します。
まず、下部のメニューバーから「マイページ」を選択します。右上にある「≡」をタップしましょう。
続いて「設定」から「アカウント管理」を選択します。
「プロアカウントに切り替える」を選びます。「TikTokプロアカウントを取得しましょう」との画面が表示されるので「続ける」をタップします。
カテゴリーの選択が求められるので、選択肢の中から選び「次へ」をタップします。
携帯番号を入力するとSMSが送付されるので、そちらに記載されている番号をTikTokの確認画面に入力するとインサイト機能を使えるようになります。
TikTokのインサイトで確認できること
TikTokのインサイトでは具体的にどのような項目を確認できるのでしょうか。各画面について詳しく説明とインサイト画面を確認するまでの手順をご紹介します。
こちらは弊社が運営している男性向け料理動画メディア「GOHAN」のアカウントです。
「マイページ」より「≡」を選び、「設定」をタップします。
プロアカウントになると「データ分析」という項目が追加されます。タップして中を確認してみましょう!
概要
こちらは「概要」になります。ここでは、「動画の視聴」「フォロワー数」「プロフィールの表示回数」を確認できます。
1週間の大まかな数字を見ることができるので、週に1回はチェックするようにしましょう。期間は「7日」と「28日」で切り替えることができます。全体の動きを把握したいときなどに活用できます。
コンテンツ
「コンテンツ」では投稿した動画に対するより細かい数値をチェックできます。
「平均視聴時間」を確認すれば、投稿した動画の“どのあたり”でユーザーが離脱しているのかを把握できます。
見せ方やBGMなどを工夫して、より視聴者を惹きつけるクリエイティブを作成しましょう。ほかにも「視聴者の所在地」などを確認できます。
フォロワー数
「フォロワー数」ではフォロワーの詳細をチェックできます。
前週に比べてフォロワーがどれくらい増加したのか、フォロワーの男女比、主な地域(国)などを確認できます。
投稿に関して
TikTokに限らず、SNSの運用をする際はある程度ルールを決めておくことも重要です。
アカウントの世界観や運用目的は必ず決めておきましょう。ここが決まっていないと投稿していくうちに内容がブレたり、なんのために運用しているのかを見失うおそれがあります。
実際、投稿することがゴールとなっている企業アカウントも数多く存在します。手軽に運用できるツールだからこそ、しっかりとしたルール作りが重要になるのです。
投稿頻度は?
できれば毎日投稿がベストです。投稿頻度が増えればユーザーの目に留まる確率も増えます。TikTokはある程度フォロワーが増えると、そこからさらにグッと伸びる特徴があります。
毎日投稿する場合はかなりの負担がかかるので、運用体制をしっかりと決めておく必要があります。曜日ごとに担当を決めておくとわかりやすいですね。
企業アカウントの場合は「中の人」のキャラクターを決めておくと世界観を統一でき、運用しやすくなるでしょう。詳しくは『適当な運用はダメ!TikTokを運用するうえで決めておくべきことを解説』にて説明しています。
まとめ
以上、楽曲選びからハッシュタグの攻略、インサイトの使い方までを解説しました。
フォロワーを増やすには“TikTokの流行”を攻略することが「一番の近道」ということがお分かりいただけはのではないかと思います。先述したポイントを意識しながらクリエイティブな動画作りに挑戦してみてはいかがでしょうか。