tSNSの利用が当たり前の時代になった現在、企業のSNS活用が必須となりつつあります。 実際に、ICT総研が実施した2022年度SNS利用動向に関する調査では、日本国内におけるSNS利用者が8,270万人(普及率82%)…
tSNSの利用が当たり前の時代になった現在、企業のSNS活用が必須となりつつあります。
実際に、ICT総研が実施した2022年度SNS利用動向に関する調査では、日本国内におけるSNS利用者が8,270万人(普及率82%)に達すると発表されました。
本記事では、日本や海外で人気のSNSについてユーザー数や特徴をまとめているので、細心の動向を探るための参考にしてください。
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目次
世界のSNSユーザーランキング
世界のSNSユーザーランキングを表にまとめたので参考にしてください。
SNS名称 | 月間アクティブユーザー数(MAU) |
29億3,400万人 | |
20億人 | |
YouTube | 20億人 |
12億6,820万人 | |
10億人 | |
TikTok | 10億人 |
8億人 | |
5億7,400万人 | |
5億7,300万人 | |
Snapchat | 4億9,800万人 |
4億4,400万人 | |
3億3,000万人 | |
LINE | 1億9,300万人 |
Kakao Talk | 5,418万人 |
主に公式の情報を参照していますが、Instagramは2018年、Twitterは2019年以降ユーザーデータが公開されていません。
一方でFacebookがユーザー数を発表しているのは2022年です。
特にInstagramは全世界でユーザー数を増やしているため、実際の順位は入れ替わる可能性があるので注意してください。
日本のSNSユーザーランキング
日本のSNSユーザーランキングを表にまとめたので参考にしてください。
SNS名称 | 月間アクティブユーザー数(MAU) |
LINE | 9,200万人 |
YouTube | 6,500万人 |
4,500万人 | |
3,300万人 | |
2,600万人 | |
TikTok | 1,690万人 |
870万人 | |
200万人 |
世界のSNSと同様に、日本のアクティブユーザー数も公開時期が異なります。
特に、数年間でTikTokの認知度が一気に高まり満足度も高いため、さらに数年でユーザー数ランキングが入れ替わる可能性があります。
上記調査では、TwitterやInstagramは閲覧のみのユーザーが多い傾向が見られました。
また、TikTokやYouTubeといった動画配信プラットフォームの満足度が高い傾向も見られたため、動画関連のSNSがユーザー数を伸ばしていくと考えられます。
Facebookのユーザー数と特徴
Facebookは、全世界でもっとも多くのアクティブユーザーを抱えているSNSです。
SNS時代の先駆けとなるサービスで、電話やメールに次ぐ「知り合いとのつながり」を作り上げました。
具体的なユーザー数と特徴を紹介します。
全世界のFacebookユーザー数
Facebookの全世界アクティブユーザー数は、29億3,400万人といわれています。
日本ではピーク時より利用者数が減少しているものの、世界的には未だユーザー数トップのSNSです。
日本のFacebookユーザー数
日本におけるFacebookのアクティブユーザー数は、2,600万人といわれています。
SNS初期は友人同士でつながるために多くのユーザーに利用されていましたが、TwitterやInstagramの拡大とともにプライベート利用が減少していきました。
プライバシーを重視する日本人にとって、Facebookの特徴でもある実名登録制が逆風となり利用されにくくなったと推測できます。
Facebookの特徴
Facebookの大きな特徴は実名登録が必要なことです。
FacebookはSNS初期から続いているSNSですが、匿名性が低いこともあり若年層の利用者が極端に少なくなっています。
一方で30〜40代の利用者が多く、実名登録の効果も含めビジネスシーンで使われるケースも少なくありません。
世界的なアクティブユーザー数もトップで豊富な機能が搭載されていますが、AppStoreの順位も低く日本でのシェアが頭打ちになっていると推測できます。
Instagramのユーザー数と特徴
Instagramは、Facebookと同じくMeta(旧Facebook)社が運営するSNSです。
やや後発ではあるものの、写真や動画に特化したSNSとしてポジションを確立しユーザーを増やしてきました。
具体的なユーザー数と特徴を紹介します。
全世界のInstagramユーザー数
Instagramは、全世界で10億人のアクティブユーザーを抱えています。
北米やヨーロッパ圏では、Instagramで数百万人規模のフォロワーを抱えるインフルエンサーもいるほど人気のSNSです。
芸能人やアーティスト、スポーツ選手も利用しており、海外での認知度も申し分ありません。
日本のInstagramユーザー数
Instagramの日本人アクティブユーザーは、3,300万人といわれています。
インフルエンサーマーケティングの先駆けとなったSNSで、2022年10月現在はプライベートだけでなくビジネス用途でも利用されています。
特にInstagramを活用する企業が急増しており、SNSマーケティングにおいて外せない媒体といっても過言ではありません。
Instagramの特徴
Instagramは、写真や動画の投稿がメインのSNSでデザイン性が重視される傾向があります。
「インスタ映え」というワードが流行したこともあり、若者を中心に自己表現のSNSとしてユーザー数を伸ばしてきました。
近年では、TikTokを意識したとされているおすすめ表示型のUIに批判が集まるなど、Instagram内で小規模コミュニティを形成する傾向が強くなっています。
上記の傾向からも、Instagramのユーザーは「発見」ではなく「フォローしているコンテンツの閲覧や交流」を重視していると考えられます。
他にもインスタグラムマーケティングについては下記記事で解説しています。
Twitterのユーザー数と特徴
Twitterは、Facebookと同じくSNS初期からサービスを提供しています。
テキストをメインとするSNSで、日本を中心に多くのユーザーに利用されています。
具体的なユーザー数と特徴は以下の通りです。
全世界のTwitterユーザー数
Twitterは、全世界で3億3,000万人のユーザーを抱えています。
独自に調査したSNSユーザーランキングでは全世界で12位となっており、1位のFacebookと比べると9分の1程度のユーザーにしか利用されていません。
とはいえ、世界的に認知されているSNSで未だ多くのユーザーに利用されています。
日本のTwitterユーザー数
Twitterの日本人アクティブユーザーは、4,500万人といわれています。
日本では、YouTubeやInstagram、LINEと合わせて5大SNSとして語られることも多く、用途に合わせて併用されているのが特徴です。
日本におけるユーザー数ランキングでは3位となっており、メインのSNSとしてプライベートやビジネスで利用されています。
Twitterの特徴
Twitterの特徴は、情報伝達の速度と拡散力です。
文字だけのコンテンツが主流で1ツイートあたり140文字という制限もあるため、短時間で多くのニュースや情報を収集できます。
「バズる」の語源にもなったTwitter独自のリツイート機能は情報の拡散に適しており、マーケティングチャネルとしての爆発力にも期待できます。
Tiktokのユーザー数と特徴
TikTokは、数年で急激にユーザー数を増やしているショート動画に特化したSNSです。
バズりやすいという特徴があり、近年のSNSマーケティングにおいてもっとも注目度が高いSNSといっても過言ではありません。
具体的なユーザー数と特徴を紹介します。
全世界のTikTokユーザー数
TikTokは、全世界で10億人のアクティブユーザーを抱えていると発表しています。
数年前から急成長しているショート動画に特化したSNSで、開発国でもある中国では収益化機能が先行導入されています。
日本のTikTokユーザー数
日本でもTikTokユーザーは増え続けており、アクティブユーザー数は1,690万人といわれています。
10代~20代の若者を中心に話題となり、TikTokをきっかけに有名になるアーティストやインフルエンサーが続出しました。
2021年に発表された調査データではユーザーの年齢層に上昇傾向が見られ、平均年齢は34歳となっています。
関連:TikTokの年齢層やユーザー層の特徴は?相性の良い業界も紹介!
TikTokの特徴
TikTokは、ショート動画の投稿や閲覧に特化したSNSです。
若年層のユーザーが多く、近年盛り上がりを見せているショート動画市場において圧倒的な知名度を誇っています。
レコメンド(おすすめ表示)機能を採用しているためリーチ獲得に優れていますが、ユーザーにとって興味がない動画は1秒と経たず消費されてしまいます。
ユーザー数の増加はもちろん、ライブ配信や収益化といった機能も追加され始めているため、Web関連の担当者は動向に注意を向けておきましょう。
関連:TikTokマーケティングとは?他のSNSと違いや特徴、成功事例を解説!
LINEのユーザー数と特徴
LINEは、日本を中心に利用されているメッセージアプリです。
世界的にはあまり利用されていませんが、日本国内のアクティブユーザー数は圧倒的で、なくてはならないSNSとなっています。
具体的なユーザー数と特徴は以下の通りです。
全世界のLINEユーザー数
LINEの全世界アクティブユーザー数は、1億9,300万人といわれています。
ヨーロッパ圏ではWhatsApp、中国ではWechatのように、各国のメッセージアプリ事情は異なります。
WhatsAppのアクティブユーザー数20億人と比べると、利用者はあまり多くありません。
日本のLINEユーザー数
LINEの日本アクティブユーザー数は、9,200万人といわれています。
日本ではもっともアクティブユーザーが多いSNSで、メッセージアプリとして絶対的なポジションを確立しています。
先ほども紹介しましたが、国によって主に利用されるメッセージアプリは異なるため、日本以外ではあまり利用されていません。
LINEの特徴
LINEは、メッセージのやり取りがメインのSNSです。
アクティブユーザー数において日本人が約半分を占めており、メッセージアプリとしてプライベートの会話に利用されています。
コンテンツを探すSNSではないためLINE自体の集客力は高くありませんが、公式LINEを使った案内やクーポンの発行で成果の向上が期待できます。
参考:友だち数49万人!ユーザーに来店を促すお好み焼店クーポン活用とはーLINE for Business
YouTubeのユーザー数と特徴
YouTubeは、全世界で人気の動画配信プラットフォームです。
今や「動画=YouTube」というイメージが付くほど絶対的なポジションを確立しており、様々なジャンルの動画が投稿されています。
具体的なユーザー数と特徴を紹介します。
全世界のYouTubeユーザー数
YouTubeは、全世界で20億人のアクティブユーザーを抱えています。
Facebookの次に多い利用者数で、世界的にも多くの認知を獲得しています。
長尺動画がメインのYouTubeは、流し見前提のFacebookやInstagramと違い、まとまった時間を取れなければ利用できません。
一度に多くの利用時間を有する中でも20億人のアクティブユーザーがいるということは、YouTube自体が生活の一部になっているという証明です。
日本のYouTubeユーザー数
日本におけるYouTubeのアクティブユーザーは、6,500万人といわれています。
YouTuberの登場をきっかけにユーザー数を伸ばし、今やエンタメだけでなく多くのビジネスコンテンツも投稿されています。
コンテンツの充実とともに「YouTubeが日々の生活になくてはならないものとして浸透した」といえるでしょう。
YouTubeの特徴
YouTubeは、言わずと知れた動画配信サービスです。
幅広いユーザーに利用されており、エンタメからビジネスまで短尺、長尺に関わらず多くの動画が投稿されています。
おすすめ機能が採用されており、TikTokやInstagramの発見タブと同様に関連性が高いコンテンツをユーザーに表示できます。
1人あたりの利用時間が長いのが特徴で、能動的に検索しないユーザーにもコンテンツを表示できるため、ビジネスへの活用にもおすすめです。
関連:動画マーケティングとは?具体的なコストとメリットについて解説
世界ではユーザー数が多いSNS
日本ではあまり耳にしなくても、海外で人気のSNSは多くあります。
すでに紹介したユーザー数ランキングからも分かるように、日本と海外のSNS傾向は大きく異なります。
ここでは、世界的にユーザー数が多いSNSを6つ紹介するので、SNS施策の参考にしてください。
【ゲーマーに人気のコミュニティアプリ】Discord
Discord(ディスコード)は、ゲーム好きのコミュニティアプリとして人気に火がついたSNSです。
チャットや音声通話に加え画面共有できる機能がついており、全世界で1億5,000万人の月間アクティブユーザーがいるといわれています。
近年はビジネス向けのコミュニティとしても利用されており、特にスタートアップやWeb3.0関連のコミュニティがDiscordで立ち上げられています。
1つのサーバーに対して複数のチャットを立ち上げたり、それぞれのチャットにロールというパスワードを掛けたりできるため、今後はゲーム以外の活用も増えていくでしょう。
【海外のZ世代に人気のSNS】Snapchat
Snapchat(スナップチャット)は、登録した友達に写真や動画を共有できるSNSです。
海外のZ世代を中心に人気を集めており、欧米ではZ世代の約9割がSnapchatを利用しているといわれています。
参考:Snapchatはなぜ人気? Z世代の「自己表現」4つの特徴
Snapchatの大きな特徴は「いいね」機能がないことです。
「いいね」がないことで他人の評価を気にせず気軽に投稿できるようになります。
若い頃からSNSに親しんできたZ世代は「SNS疲れ」していると表現される一方で、気軽にありのままの自分を表現できるSnapchatは、今後もユーザー数を伸ばしていくと考えられます。
【中国版LINE】Wechat
Wechat(ウィーチャット)は中国版LINEともいわれているメッセージアプリで、12億6,820万人のアクティブユーザーを抱えています。
WechatがLINEと異なる点は以下の通りです。
•既読がつかない
•20以上の言語に翻訳できる
特に既読がつかない機能が便利で、チャットアプリ1つとっても人間関係を気にしてしまう日本人には有意義なアプリといえます。
しかし日本ではあまり使われていないため、2022年10月現在は個人、ビジネス関係なく活用する機会はほとんどありません。
【中国版Twitter】Weibo
Weibo(ウェイボー)は、中国最大のSNSといわれているミニブログ型のSNSです。
5億7,300万人
のアクティブユーザーを抱えており、140文字で発信できることから中国版Twitterとして中国国内で人気を集めています。
ビジネスシーンでは、市場規模が大きい中国に向けたインバウンド対策で利用されており、日本でもアーティストやショッピング関連の大手企業がWeiboアカウントを作成しています。
日本は中国の隣国ということもあり、中国人観光客を対象としたビジネスを展開するなら必須のSNSです。
【海外でもっとも利用されるメッセージアプリ】WhatsApp
WhatsApp(ワッツアップ)は、39ヶ国語に対応している海外で主流のメッセージアプリです。
ユーザー数は2020年時点で20億人を突破しており、ビジネス用のアカウントも作成できます。
先ほど紹介したWechat同様、日本国内での利用シーンはほとんどありませんが、海外の取引相手がいる場合は必須のSNSです。
【韓国で主流のメッセージアプリ】Kakao Talk
Kakao Talk(カカオトーク)は、韓国で人気のメッセージアプリです。
全世界で5,418万人のアクティブユーザーを抱えており、LINEとほぼ同じ機能を備えています。
韓国国内でのシェアは圧倒的ですが、やはり日本でのビジネス利用は現実的ではありません。
まとめ:日本と世界のSNS傾向を理解した使い分けが大切
本記事では、日本と海外のSNSユーザー数ランキングに加え、各SNSの特徴についても詳しく紹介しました。
ユーザー数ランキングからも分かる通り、日本でメジャーなSNSが必ずしも海外で人気というわけではありません。
日本人向けの施策なら国内でユーザー数が多いSNSを活用すべきですが、海外向けの場合は世界のユーザー数を考慮して媒体を決定すべきです。
また「海外で流行したものが数年後に日本でも流行する」という傾向もあるため、国内に限らず海外で人気のSNSにも目を向けておきましょう。
トピカではプロによるSNSマーケティングのサポートを行なっております。まずは無料で資料請求してみてください!
\SNS運用のプロに相談する!/